2023/03/10

ミッチェル・ヴァイザー、アルジェリア代表入り希望を表明

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 ヴェルダー・ブレーメンに所属するミッチェル・ヴァイザーが、アルジェリア代表入りを視野に入れていることを明らかにした。6週間後には29歳の誕生日を迎えるサイドのスペシャリストは、「キャリアの中でできる限り多くの成果を手にしたいと思う」とコメント。そのなかの1つが大きな大会に自ら参戦するということであり、これまでブンデス通算160試合に出場し、さらにドイツユース打指標でも40試合以上に出場してきた同選手だが、これまで1度もA代表から声がかからなかったことを踏まえて「アルジェリア代表での方が単純にその確率は高まる」「キャリアを終えた時に後悔したくなかった」と理由について説明している。

 昨年のワールドカップイヤーに際して「自分を見つめ直したい」と考えていたようで、「キッカーが伝えたこの情報が、これほどの波紋を呼ぶと思っていたわけではない。アルジェリア人としては意識されていなかったから、他の人にとっては驚きだったのかもしれない」と少々困惑気味ではあったが、母がアルジェリア人で、ただ確かにヴァイザー自身はまだそこに足を運んだことはなく、定期的に訪れる祖父以外のつながりは特にない。「文化も知らなければ、そこに住むということがどういうことかもわからない。でも僕はワクワクすることが好きだし、自分にチャレンジになるような状況に立ちむかっていくことを好む性格なんだ。だからこの決断を下したんだよ」とヴァイザー。「僕自身はどこか特定の国に縛られたり意識しすぎることはない。僕自身は国境のない世界を夢見ている。」

 2週間後の代表初招集を視野にアルジェリア代表からは様々なサポートも受けられるようで、「ピッチの内外できっとうまくいく」と思っている。特にサッカーの面に関して言えば、確かに文化の違いはあれど、「世界の共通言語であり、僕はこれまでどこにいってもうまくやってきたものだ」と胸をはったヴァイザーは、アルジェリアの日常語であるフランス語を幼少期のフランス時代、そしてレンヌで2年プレーしたことで「比較的よく理解している」ことからも、代表招集にむけて「そうなれば本当に嬉しいよね」と心待ちにしていた。

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