2023/03/15
ノイアー、ミュラー、ギュンドアン不在のドイツ代表のキャプテンは?

©︎IMAGO/Uwe Kraft
先日にドイツ・ニュルンベルクにあるキッカー本社を訪れた、ドイツ代表ハンジ・フリック監督はこれから2度の代表戦期間においては、トーマス・ミュラーのようなベテラン選手を外して若手選手にチャンスを与える考えを示しており、一方のミュラーも3月の代表戦期間について「これから迎える課題に向けた準備のために利用していきたい」との考えを示していた。「重要な局面はもう目の前のところまで迫っている。僕たちは3大会のいずれにも参加しており、そのスタートラインに立っているところ。課題はまだまだ山積みなんだ。タイトルへの欲は尽きることはないよ」とコメント。またイルカイ・ギュンドアンについては長男誕生が控えており、ただこちらについては6月の代表戦では招集を受ける見通し。
いずれにしてもマヌエル・ノイアー不在という中で、果たして3月にドイツ代表のキャプテンを、いったい誰が勤めているかは気になるところ。フリック監督は「代表チームでは多くの場合、最も多くのキャップを誇る選手が身につけるものだ」と説明。そうなれば最も多く出場しているのはジョシュア・キミヒであり、バイエルンでもノイアー不在のなかしばしば主将を務め、またドイツ代表においても4度キャプテンを務めた経験をもつ。それ以外に目を向ければマリオ・ゲッツェ、アントニオ・リュディガーといったところだろうが、ただ可能性があるとすれば後者のほうだろう。レアルに所属する30歳のDFは自ら、責任を負っていくことを好む守備の要だ。
リュディガー、リヴァプール戦に向け警戒と自信
そのリュディガーは水曜夜に迫ったCL16強リヴァプールとの第2戦の向けて警戒感と自信の両方を覗かせた。初戦では5−2と上々の出だしをみせてはいるものの、「あの試合での開始15分間の集中力に欠けたプレーをやってる場合ではない」と述べつつ、「ただ昨年にベルナベウで戦いに来た時にも違和感を覚えたものだ。こういう時は選手もファンも超越した部分がでてくる」とコメント。当時チェルシーの一員だった同選手は初戦が行われた敵地ベルナベルで、3−0とリードして終盤を迎えたもののそれから手痛い2失点。第2戦にもつれこみ最後は1−3で逆転での敗退を喫する苦い経験も味わった。