ドイツ代表復帰に向けて闘志を燃やすゴセンス「まずはインテルから」

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　来年に控える自国でのユーロ開催に向けて、再びスタートを切ったドイツ代表のメンバーの中に、ロビン・ゴセンスの名前は含まれていない。今冬のカタール・ワールドカップでも招集が見送られた同選手は、大腿の腱断裂により半年近く離脱していた影響もあり、新天地インテルでは厳しい時間を過ごすほかなかったのだ。「ワールドカップに出場できなかったことは、本当にがっかりしたし、僕のキャリアの中でも本当にどん底にあったと思うね」と、南ドイツ新聞とのインタビューの中で同選手はコメント。

　だがドイツ代表への夢は決して諦めたわけではなく、来年に自国で開催されるユーロに向けて「どうしても出場したいと思っているよ」と宣言。しかしながら現在も引き続き招集を受けていないが、これには「自分が今は後塵を拝する状況にあるのだから」と理解を示す。それはドイツ代表のみならず所属先のインテルも指しての発言であり、今季ネラッズーリではリーグ戦２３試合に出場しているが、そのうちフル出場したのはわずか１回のみなのだ。「自分の居場所を取り戻さないと」とゴセンス。

　つまりはインテルでのレギュラー奪取があって、はじめてドイツ代表から声がかかるということであり、「少なくとも有力な候補の１人にはなれるはずだ。実際にそれを希望しているところだし、ドイツ代表は僕にとって最高の思い出でありつづけているから」と言葉を続ける。

　ただドイツ代表における問題点は、それだけではない。現在ドイツ代表では４バックが採用され、むしろゴセンスは３バックの前でその両脇ささえるサイドの選手としての強みをもった選手であると、フリック監督は選手自身に評価を伝えている。「でも僕は４バックでプレーすることも十分に可能だと思っている。そのプレーの仕方は知っているし、実際に以前にその経験ももっているから」とアピールをみせた。