2023/03/26
ドイツ代表:ハヴェルツ、”2度の過ち”でキャリア初のPK失敗

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それは土曜日に行われたペルー代表との親善試合での後半69分に起こった。3−0とリードを広げるチャンスをPKで手にしたドイツ代表は、カイ・ハヴェルツがキッカーを務めることに。だがそのボールはポストを叩いたのみならず、跳ね返ったボールをしっかりと押し込んでしまうという、”2度”の過ちによって23歳の攻撃的MFはキャリア初となる『PK失敗』を記録することになる。
シュートを外した場合にもしも誰も触れていなかった場合、再びキッカーがボールを触れることはペナルティとなるもので「すぐ取り消されると気づいた」と笑顔で振り返ったハヴェルツ。特にセルゲ・ニャブリが駆け込んでいただけに、おそらく流していればニャブリの得点になっていた可能性が高い。
ただハヴェルツのPK失敗といえば、先日のCLドルトムント戦における議論となったVAR介入によるうやり直しでの成功を思い浮かべる人も少なくないだろう。残念ながら今回に関しては相手GKが少しラインを早く外れたものの、VARが介入することはなかった。そして今回の判断は正しい。なぜならば「GKの違反が明らかにシュートを阻害した場合にのみ」PKの再キックが認められるもので、それは明らかに今回はそうの状況にはなかったためだ。
ちなみにハヴェルツによるPKはペルー戦の前に既に確定していたものとのことで、火曜日のベルギー代表戦では引き続き先発となるかは不明ということもあり、同様にキッカーを務めることになるかはわからない。試合後ニクラス・フュルクルークは、自身の得点をお膳立てするなどそれまで活躍をみせていたハヴェルツに、「ぜひ良い気分になってもらいたいとボールを渡した。でもそれは思う結果にはならなかったけど、でも大きなことでもないさ。もう済んだことだし問題はないよ」とコメント。最終的にドイツ代表は屈辱のW杯GL敗退後の初戦を2−0で飾っている。