ベルギー戦の先発確約のケーラーに、トゥヘル監督への質問も集中

©︎picture alliance / Eibner-Pressefoto

　翌日に控えるベルギー代表戦直前の記者会見では、出席したティロ・ケーラーに対して今話題の人物、バイエルン・ミュンヘンに就任したばかりのトーマス・トゥヘル監督に関する質問が寄せられていた。同選手はパリ・サンジェルマン時代の２年間に渡り、同監督の下でプレーした経験を持っており、「彼は僕が多くのことを学び、そしてとても成長した時の監督。コーチとしてはもちろんのこと、人としても良いいことしか言うことはないね。常にサポートと信頼を感じさせてくれる人だ」と返答している。

　そして在籍中にはフランス国内のタイトルを次々に獲得していき、さらに２０２０年には悲願のチャンピオンズリーグ優勝まで後一歩に迫るもバイエルンに立ちはだかれることに。ケーラーはトゥヘル監督の印象について、改めてスター軍団をいかに調和させていくかに精通し、「戦術的な専門知識と、細心にわたるまでの注意力」について評価。「非常に知的なアプローチ」があってこそ「パリは決して簡単な状況にあったわけではない。それでも彼はこれだけのことを成し遂げた。」と述べ、「きっとバイエルンでもうまくいくだろう」とエールを送った。

　なお今回の試合ではニコ・シュロッターベックが負傷離脱したこともあり、ティロ・ケーラーにはベルギー戦での先発出場が約束されているところ。そのパートナーとなるのがおそらくマティアス・ギンターで、その２人が最後にプレーしたのはＷ杯の前哨戦となるオマーンが相手のこと。今回は強豪国が相手とあって「もしもルカクが出場してくるのであれば、その準備はできているよ。彼はフィジカルなストライカーで、そう言う選手にはスマートかつクレバーに対処していかなくてはならない」とケーラー。来年に控える自国開催のユーロに向けてアピールをしていくためも、このチャンスをぜひとも活かしたい。