2023/03/28
フュルクルーク、ドイツ代表の決定力不足は「解消できる問題だ」

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今冬に開催されたカタール・ワールドカップでは屈辱の結果に終わってしまった、ドイツ代表。その理由の1つこそ特に決定力不足をあげることができるだろうが、このことについてニクラス・フュルクルークは「なかなか説明のつくことではない」と、独紙シュピーゲルに対してコメント。「実際にワールドカップを振り返れば、あと1・2点とれていれば、結果が全く違ったというのは明らかなことだしね」と言葉を続けた。「だから僕らにはその”仕留める”という意識が不足していたのだと思う」
ここからドイツ代表は自国で開催されるユーロにむけて、チームパフォーマンスを向上させていかなくてはならない。果たして”仕留める”意識はそれまでの改善できるのか?「それはトレーニングしていけるものだ」とフュルクルーク。「それはあくまで自分自身によって影響を及ぼせる範疇なのだから」と強調する大型ストライカーは、確かに30歳でドイツ代表デビューを果たして以降の5試合で5得点を記録。明らかにチーム内で異彩を解き放っている。
「ただいきなりワールドカップだったというアドバンテージはあるよ。大会期間中はチームと多くの時間を過ごすことができるし、そこでは皆が大きな目標に向かっている。残念ながらカタールでそれを達成することはできなかったけれど、それでもチームとして成長していくことはできるものだ。だから溶け込みやすかった恩恵は受けたとは思うね。今はとてもいい感覚をもてているし、貪欲さにも溢れている。向上心に突き動かされて日々自分を鍛えながら、成長させていき最大限の力を発揮するための努力を続けている。あとは結果をみるのみだ」
ケルンの代表戦は吉兆?
ちなみにケルンでのドイツ代表によるテストマッチ、という組み合わせ自体には吉兆がみえる。例えば最後にドイツ代表がテストマッチで敗戦したのは2018年6月2日にクラーゲンフルトにて行われたオーストリア代表戦で、またドイツ代表によるケルンのスタジアムでの試合は28試合中わずか2敗しか喫していない。なお最後の省るは2013年10月でアイルランドを相手に3−0で下した試合のことであり、そのときにはワールドカップ出場を確定させその後の優勝へとつながることになる。ちなみにその後は2015年6月に米国代表に1−2で敗戦。2017年にはフランスと2−2、トルコとスイスとも3−3(いずれも2020年10月)となっている。