2023/03/30
元ドイツ代表ペーターゼンが今季限りで引退。将来は審判?

©︎IMAGO/Jöran Steinsiek
ニルス・ペーターゼンが今シーズン限りで現役生活にピリオドを打つことを発表した。水曜午後にクラブ公式にて投稿した動画の中で、同選手は「本当に難しい数週間だったよ。ただしっかりと熟考して、家族とともに現役生活にピリオドを打つという判断を下したんだ」と説明。「苦渋の決断」であることを強調しつつも、「でも正しいとも思っている」と付け加えており、「これからもサッカーが大きなテーマであり続けることには変わりはないんだ。ただもうプロではなくなるということ。プレー面、それと体調面を考慮して、正しい決断なんだ」と言葉を続けている。
ドイツ代表として2試合の出場経験をもつストライカーは、これまでイェナ、コットブス、バイエルン、ブレーメンなどでもプレー。ブンデス通算289試合に出場して88得点をマークしており、ドイツ杯では36試合で20得点。コットブス時代には2010/11シーズンに2部得点王となり、2016年のリオ五輪では銀メダルを獲得。同年にフライブルク市から年間最優秀スポーツ選手賞も授与されている。「これまで僕のために祈り、祝福し、時に慰めてくれた全ての人たちに感謝の気持ちを伝えたい」と、ペーターゼンは改めてインスグラムにて投稿。「花道を飾れるようにしたい」と残りシーズンへの奮起も誓っていた。
いまやドイツA代表にもU21代表にも多数派遣
ちなみにペテルセンのみという時代から現在フライブルクではドイツ代表にギンターとギュンター、そして今冬まで在籍したシャーデらを送り出しており、これは今回バイエルンやドルトムントと同規模。加えてドイツU21代表では最大派閥となる4人がフライブルクより選出されるなどの貢献に、マネージャーを務めるフェラー氏も「フライブルクは落ち着いて、静かに物事に取り組むことができ、そして選手たちもチャレンジできる風土がある」と絶賛。フリック監督も「フライブルクに来てどれほどまっすぐサッカーに向かっているのを知ることは常に素晴らしいこと。彼らとの交流は楽しく、特別なクラブだね」と語った。
引退後は審判?
ところで引退後のプランはどのように思い描いているのだろうか?引き続きサッカーを続けていくとするならば、もしかすると審判員として?実は最近ペーターゼンはブンデス4部相当の試合で、デニス・アイテキン審判員の指導の下で審判員を担当しており、アイテキン氏はTV局に対して「全てのフォワードのファウルを見抜いていた」との評価を述べている。