2023/04/06
UEFA、チェフェリン会長が再選。ユーロ2024のチケット販売は10月3日から

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2016年よりUEFAで舵をとってきたアレクサンデル・チェフェリン会長が、今回2度目の再選に無投票で選出された。ドイツサッカー連盟も早期の段階で同氏への支持を表明。1月5日には対立候補の応募締め切りが経過しており、すでに準備段階から再選は確実視されていた。当選後、チェフェリン会長は「私にとってこれは非常に大きな意味をもつものだ。大変に光栄なことであると共に、大きな責任も感じている」とコメント。「失望させないように全力を尽くす」ことを宣言し拍手に包まれた。なおUEFAの規約によって任期は最大3度までのため、2016年9月にプラティニ氏の後任として就任し2019年に再選した、現在FIFA副会長も兼任する同氏は今回が最終任期となる。
ノイエンドルフ/ヴァツケ氏がエグゼクティブメンバーに
また副会長選挙ではサンドル・チャニ氏(ハンガリー)がアリ・ラハティ氏(フィンランド)に勝利。なお今回はドイツサッカー連盟としては、FIFA理事会のペーター・ペータース氏の後任としてベルント・ノイエンドルフ独連盟会長が、そしてDFL役員会の代表だったライナー・コッホ氏の後任としてハンス=ヨアヒム・ヴァツケ独連盟副会長が、それぞれにUEFAエグゼクティブメンバーへと選出。こちらも事前に再選は確実視されており、この日に晴れて無投票によって再選が確定した。これにより両氏はひとまず残された任期の2年を全うすることに。特にドイツサッカー界においては2027年の女子W杯招致という点でも意義のあるもの。またエグゼクティブメンバーはスーパーリーグ構想やファイナンシャル・フェアプレーなど注目の話題にも対応していく。
ユーロ2024、最初のチケット販売は10月3日から
さらに今回の総会ではUEFAトーナメントディレクターを務めるマーティン・カレン氏が、ユーロ2024の最初のチケット販売時期が10月3日より開始されることを発表。最初の段階から4つの価格カテゴリーすべてで販売される予定tっており、それ以外のフェーズの日程については今の所は余されていない。チェフェリン会長はこの大会が将来、主要スポーツイベントにおける持続可能性を先導していく存在となることを期待しており、「史上最も環境に優しいユーロになるだろう」と語った。「私たちの地球は今、保護を必要としていることを示すことになるだろう」例えばグループステージはドイツを3つの地域に分けて移動距離を制限していく予定。開幕戦は6月14日ミュンヘンで行われ、ドイツ代表の初登場は6月19日のシュトゥットガルトでの試合から。グループステージの最後は6月23日のフランクフルトでの試合となっており、現在はその出場権をかけた予選がスタートしている。