2023/04/18

30歳で絶頂期迎えたフュルクルーク、次のステップは「ドイツ代表監督と相談」

©︎IMAGO/Nordphoto

 30歳にしてキャリアの絶頂期を迎えた、ニクラス・フュルクルーク。昨季はブンデス2部でプレーしていた大型ストライカーは今季、ブンデスリーガ昇格組ヴェルダー・ブレーメンにおいてドイツ人選手としてリーグ最多得点を挙げており、今冬にはドイツ代表初招集、さらにはカタール・ワールドカップでの出場も果たした。果たしてこの上昇気流はこの後、さらなるステージへと向かっているのだろうか?キッカーとのインタビューの中でユース時代、そして未来に向けて語っている。

 ニクラス・フュルクルークが最初に注目を浴びたのは、TuSリクリンゲンという小さなクラブでボールを蹴っていた頃だ。ユース時代にそこで同地区のハノーファー96のユースチームと対戦したフュルクルークは、しばしばリクリンゲンをハノーファーからの勝利へと導いており、1年間で100得点以上を記録した時もあったと振り返る。そして13歳の時にヴェルダー・ブレーメンの門を叩き、現在そこでドイツ代表になったと聞けば順風満帆なキャリアにもみえてくるが、実際にはフュルト、ニュルンベルク、ハノーファーを経て、2019年に復帰しその後2部降格を味わった後に遂に手にした、キャリアの絶頂期なのだ。

 「もちろん疑心暗鬼になった時期も少なからずあったさ」とフュルクルークは振り返っており、そういった場合の対応として「僕は指針をいくつかを掲げるようにしており、自分が決して失わない確かなものを抱き続ける必要があると思う」と説明。まさに継続は力を体現したことにより、様々な苦難の末に現在の場所へと辿りつくことができた。いまは更なるステップアップの可能性さえ浮上しており、「スクリーンショットが送られてくることもあるよ。噂は興味深く面白いものだけど、でも本当かな?なんて思ったりしてみているね」と笑顔を見せる。

フュルクルーク:長期的にも短期的にも不透明な状況

 ブレーメンとの契約は2025年まで。ここでフュルクルークはいったい、どのような決断を下していくのか。「ドイツ代表監督にとって、僕は魅力的な存在であり続けたいと思っているんだ」と明確な指針を改めて明かした同選手。そこですでに「ハンジ・フリック監督と、ちょっと長く話をさせてもらいたい」と考えていることも明かしており、現時点においてはまだその方向性は定められてはいないようだ。また週末のヘルタ戦での出場については、ヴェルナー監督は「ふくらはぎが最終調整までにどうなっているのか様子見」としつつも、フルメニューに参加しており起用に期待がかかっている。

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