2023/04/23

ケルンに衝撃!元ドイツ代表ヨナス・ヘクターが今季で現役引退

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 土曜午後に行われたTSGホッフェンハイム戦での勝利後、思いもよらぬ知らせが1.FCケルンから発表された。ヨナス・ヘクターが今シーズン限りで現役生活にピリオドを打つという。これはシュテッフェン・バウムガルト監督より明かされたもので、チームメイトらには事前に伝えられてはいたものの、クラブの歴史において競技面でも人間的な部分においても、非常に高い地位を占めていた同選手の引退発表は、ケルンファンに大いに衝撃を与えるものとなった。

 とくにケルンでは現在FIFAから来シーズンいっぱい移籍禁止令が下され、さらにエリス・スキリに退団の可能性があることなどからも、せめてあと1年在籍してもらいたいという希望が抱かれていただけに余りにも大きな痛手だ。ただ以前からヘクターは引退を示唆する発言を行っており、今冬のカタールワールドカップでは、ドイツ代表ハンジ・フリック監督から招聘が打診されたものの断りを入れていたという背景もある。

 「まずは何よりも家族に、そしてチームメイトやコーチ陣、スタッフの皆様に伝えることが重要だった」とツイッターにて語った同選手は、「ここまでこの1.FCケルンで共にきたこの歩みに本当にとても感謝している。いまの僕にはこれ以上のことはいえない」と投稿。2010年の入団からこれまでヘクターは、ケルンでのべ342試合に出場し、2018年にはブンデス2部降格を喫するも代表選手にも関わらず残留。その後ともに返り咲きを果たした。

アレルギー反応で急遽主審が変更、27歳ブラウン審判員がブンデスデビュー

 なおこの試合前にはもう1つ、予定外の事態が発表されていた。主審を務めるはずだったベンヤミン・ブラント審判員が、アレルギー反応のために急遽欠場となり、代わりに第4審判員だったロビン・ブラウン審判員が27歳にして初めて、ブンデスリーガで主審を務めることになったのである。代わりの第4審判員はドミニク・シャール審判員が務めた。ちなみにブラウン審判員は主に2部で主審を務め、今季はここまで10試合を担当している。

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