2023/04/25
後半戦ブンデスNo1の点取り屋、29歳ドゥクシュも見せるブレーメンでの飛躍

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火曜日に行われたヴェルダー・ブレーメンのチーム練習でも、ニクラス・フュルクルーク選手の姿は見られなかった。同選手は、ふくらはぎの問題によりフライブルク戦、そしてヘルタ・ベルリン戦と続けて欠場を余儀なくされ、週末のFCシャルケ04戦での出場も疑問視されているところ。フリッツ競技部門取締役は、「できればプレーさせたいが、日々様子を見極めていかないと。長期的なリスクは負わせたくはないのでね」とコメントしている。特にヘルタ戦での勝利によってブレーメンでは、昇格組ながらブンデスリーガ残留に向けて大きな前進を遂げており、それもフュルクルークに時間を与える余裕につながっていることだろう。
その穴埋めを見事に果たしているのが、これまでフュルクルークとともに2トップを形成してきたマルヴィン・ドゥクシュ選手だ。ヘルタ戦でのハットトリックを含め、後半戦だけでブンデスリーガ全体でもトップとなる8得点をマーク中。ヴェルナー監督も讃えるその「見事な決定力」から、いまや多くのクラブから関心を寄せられていることだろう。確かに特にまだコンタクトはなく、契約に含まれる700万ユーロ偽ってされた例外条項も29歳のFWとして安くはない。ただブレーメン側も当然、フリーで手放す用意もないことから、活躍を続けるほど必然的にこの夏の動向への注目を集めることにはなるだろう。もしもドイツ代表にも選出されたら?
現在、ムシアラに次いでブンデス2位の得点数を誇るドゥクシュ選手にとって、その上に位置する1つ年上の同僚、フュルクルークの存在は大きな後押しとなる。「フュルクルークが1年前(当時ブンデス2部)に、まさかあんなこと(ドイツ代表初招集、W杯参加)ができるなど思いもよらなかっただろう。良いパフォーマンスをみせれば、ちゃんとそれはみてもらえるもの」とフリッツ氏。ただ元々ドイツ代表では不在だった大型FWのフュルクルークとは異なるタイプのため、「監督の構想にもよるがね」とも付け加えた。
新相談役会会員に、ゲリット・マイヤー氏
ヴェルダー・ブレーメンではこの夏をもって相談役会を退任する、マルコ・フクス氏の後任としてゲリット・マイヤー氏が就任することを発表した。ヘス=グリューネヴァルト相談役会会長は、「ゲリット・マイヤー氏がこの責任ある仕事を引き受けることに同意してくれたことを非常にうれしく思う」とコメント。2023年3月からNFLのシニアバイスプレジデント兼マネージングディレクター・インターナショナルとして、リーグの国際的な活動を担当しているマイヤー氏という、「国際的なスポーツビジネスにおいて卓越した地位を確立しており、その多様な経験と経済・スポーツに関する幅広い専門知識で監査役会を豊かにしてくれる」存在として、「まさに理想的な後継者だ」と評した。