2023/05/02

ハヴェルツが語るチェルシー激動1年、アーセナル戦への意気込み

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 シーズンもすでに残り6試合となったところで、カイ・ハヴェルツは「ただ可能な限り、ベストを尽くすだけだよ」と、スカイに対して語った。それ以外に何がいえただろう。所属するチェルシーFCではオーナー交代劇から激動の時代を過ごしており、欧州5大リーグの1つを飲み込むほどの巨額の投資で戦力補強を敢行、その間で4人の監督交代劇に加え、リーグ戦ではチャンピオンズリーグ争いどころか下位争いに首を突っ込む勢いさえみせる始末。「本当に今シーズンはうまくいかなかったね。オーナー変更、トゥヘル監督の解任など。ただこういうチームではたとえ成功したとしても、突如の解任劇は日常茶飯事ではあるけれど」と、ハヴェルツは総括。

 その後任となったグレアム。ポッター監督の下でも好転した時期はあるにはあったのだが、「なかなか良いパフォーマンスができなくて、勝ち点を大きく取りこぼす結果となってしまったよ」と振り返っており、「また冬の移籍市場でかなりの新戦力が加わって、それらのクオリティを発揮していくようになるにはまた慣れの時間が必要となってくるものだ」と、現在のもう1つの問題であるチームの「肥大化」についても説明している。「いまの僕たちは追い込まれているし、順位表で決して良い立ち位置につけているわけではない。ただ言い訳を模索することは簡単なことだけど、でも僕は誰かのせいにしたくはないんだ。最終的に僕らはプロのサッカー選手であるということ。試合での勝利が求められているんだから」

 まずはそれをさっそく、これから迎えるアーセナルFCとのロンドンダービーで迎えたいところ。「特にダービーだからね、ファンからの声援を少しでもより多く得られれば」と語ったハヴェルツは、「アーセナルを動揺させていきたいと思う。彼らは今、優勝争いを演じる立場にあり、本来は僕らがそうなりたいと思っているものだ。そんな相手を上回ることができれば、それはファンにとっても喜ばしいことだよ」と自論を展開。ちなみにプレミアリーグの優勝争いの行方について問われると、「いまは別に気にかけなくていけないことがあるから」と笑顔を見せながら返答した。ちなみに既に後任監督人事としては、マウリシオ・ポチェッティーノ監督の名前が取り沙汰されている。

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