2023/05/23
ブレーメン:フュルクルークやドゥクシュに関わらず、コフナツキ獲得を発表

©️IMAGO/Claus Bergmann
既に4月終わりには指摘されていたことではあるのだが、週末にブンデスリーガ残留を確定させたヴェルダー・ブレーメンは、晴れてブンデス2部フォルトゥナ・デュッセルドルフからダヴィド・コフナツキを獲得したことを発表した。26歳のポーランド人FWはフリートランスファーにて加入。今季ここまでブンデス2部31試合に出場して12得点9アシストをマークしており、フリッツ競技部門取締役は「説得的でうれしく思う。我々のオフェンスをより豊かなものしてくれるだろう」と喜びのコメント。
またホッフェンハイムやウニオン、グラードバッハからも関心が伝えられる中で、ブレーメンを選択した理由について同選手は「フィーリング的な部分が決定的な役割を果たした」ことを明らかにした。2018/19シーズンにサンプドリアからデュッセルドルフにレンタル移籍し、その1年後には移籍金600万ユーロで完全移籍を果たすも、昨シーズンは母国ポーランド1部レフ・ポズナンにレンタル移籍したコフナツキ。
「そこで自分のリズムを取り戻したダヴィドは、得点源としてデュッセルドルフで説得力のある活躍をみせてきた」と、ブレーメンのヴェルナー監督はこれまでの国際経験も併せて評価。その一方でブレーメンではドイツ代表ニクラス・フュルクルーク、そしてその相棒として2トップの一角として活躍中のマルヴィン・ドゥクシュともに、この夏の移籍の可能性が取り沙汰されているところであり、ブレーメン側ではそのいずれの穴埋めではないとはしているが、ただ特にポーランド代表として7試合に出場した経験をもつ26歳のプレースタイルは、むしろドゥクシュの後任となる可能性を示唆するものだろう。
フュルクルーク「特に傾向はない」
なおふくらはぎの負傷から回復中のニクラス・フュルクルークは、ブンデスリーガ最終節での復帰を目指して「できればそこで得点を決め、勝ち点3を確保して順位を高めていきたい」とコメント。それは同時に自身の得点ランキングでの順位も意味するものではあるのだが、ただ5試合連続して欠場しているということや「チーム練習でも不足もまだ感じる」ことからも、ブンデス残留を果たした今はリスクをおかさないかもしれない。「昇格組の中で16得点というのも悪くはないよ」とフュルクルーク。
その視線の先にあるのは当然、飛躍を遂げたシーズン後のさらなるステップアップということになるだろうが、フュルクルークによればこの離脱期間も現時点では「何も新しいことはない」とのことで、「代理人とは特に話もしていないし、ブレーメンでの最後の試合とかそういう意識も、傾向も、特に考えというのもないよ」と強調している。