2023/05/24

ミロスラフ・クローゼ氏「できるだけ早く監督業に復帰したい」

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 今年3月にオーストリア1部SCRアルタッハ解任となった、ミロスラフ・クローゼ監督。今は早期に復職することを願っており、「監督としてのキャリアを一歩ずつ進めていくこと」の重要性を、ドイツ通信社とのインタビューの中で強調した。ワールドカップ歴代最多得点記録など、現役時代はドイツを代表する点取り屋として活躍して同氏は、2018年に古巣バイエルンにてユースチームでコーチ業をスタート。フリック監督下ではトップチームのACを務めるなど「自分にとっては有益な重要な時間を過ごせた」と振り返る。

 選手のときにはカイザースラウテルン、ブレーメン、バイエルン、ラツィオなどでプレーしてきた同氏は、新天地については国内外、そして1部2部問わずに考えており、「そのなかでももちろん、長くプレーしたドイツやイタリアは、特に魅力的だ。」と説明。あくまでコーチ陣の一角ではなく監督としての職場を求めており、「フリック監督の下でかなり勉強になったけど、でも責任ある決断を自分から下すほうが合っていると思うんだ」とクローゼ氏。そのため2018年には特別コーチとして代表チームへ参加したが、来年に自国開催のユーロが控える中で「もしかしたらどこかのタイミングでは考えるかもしれないけど、でも今は毎日選手たちと一緒にピッチに立って共に取り組んでいくことのほうが魅力的だ」と語った。

 とにかく今はクラブシーンでの仕事先を見出したい。先日にはスイス1部グラスホッパー・チューリヒとのつながりが取り沙汰され、クローゼ監督もまたこれを認める発言を行なっているが、具体的な内容については特に明かしてはいない。他クラブとの接触も行っており、いまのところは特に何か発表することはないと強調。とかく44歳の元ストライカーにとっては、新天地とは「自分に100%マッチしたところじゃなくてはならないし、100%の確信をもてなくてはならないものなんだ」ということだ。

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