2023/06/03
ドイツ杯決勝、31歳の誕生日前日に、ゲッツェがフランクフルトと延長

©️IMAGO/HJS
アイントラハト・フランクフルトとマリオ・ゲッツェは、2025年までとなっていた契約をさらに1年間、2026年まで更新にすることで合意に達したことを明らかにした。これはドイツ杯決勝、そしてゲッツェ自身の31歳の誕生日のその前日に発表されたもの。
「マリオがここアイントラハト・フランクフルトに長く滞在することを決意したこと、それは非常に大きなニュースであり、それがしかもドイツ杯決勝の前ということであれば尚更のことだ。そのプレーのみならず人間性もこのチームにマッチしており、日を増すごとにアイントラハト・フランクフルトにおける重要な顔の1人となってきている。我々は昨夏の時点でフランクフルトにとって素晴らしい人物、選手を得たことを確信していたが、それをゲッツェは日々の取り組みの中で証明し続けている。このチームの礎となる存在だよ」と、マルクス・クレーシェ競技部門取締役は語った。
1年前にPSVアイントホーフェンからフランクフルトの加入したオフェンシブプレーヤーは、ブンデスリーガ復帰となった移籍初年度より即座に主力の座を射止めると、今季ブンデス32試合に出場して3得点、3アシストをマーク。さらにチャンピオンズリーグ7試合(2アシスト)も記録しており、今冬には久々のドイツ代表復帰をカタール・ワールドカップという舞台で果たしている。
また翌日に控えたドイツ杯決勝への道筋においても、ゲッツェは非常に大きな役割を果たしてきており、準々決勝ウニオン・ベルリン戦での2−0とするゴールを含む、通算5アシストをマーク。果たして最後を優勝という形で飾ることができるか。
ゲッツェは延長に際して「移籍初日からアイントラハト・フランクフルトでとても快適に過ごすことができているし、このクラブ、そしてこの街を心の拠り所とすることができている。ここでの将来を僕自身みているところであり、だから前倒しでの契約延長という形で明確にしたかったんだ」と説明した。
とりわけアイントラハト・フランクフルトでは、鎌田大地がこの夏をもって退団することを明らかにしており、ゲッツェの延長によって「中心的なポジションをしっかりと確保することができた」とクレーシェ氏は強調。「しかも経験豊富で洞察力の優れた選手をクラブにとどめることで、これから伸びしろをもった若手選手を共存させていくという我々の目的意識を際立たせるものでもあるよ」との考えを述べている。