バイエルンのジャパンツアー、主将ノイアーに続き副主将ミュラーも不参加

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　金曜日に行われたバイエルン・ミュンヘンの会見の席では、ヤン＝クリスチャン・ドレーセンＣＥＯより今回のアジアツアーに、トーマス・ミュラーも参加を見合わせることが明らかとなった。「トーマスは股関節に問題を抱えているんだ。ドクターたちと彼が家にいる方が競技的観点からベターだと判断した」と説明。またアジアの高温多湿な気候についても「厳しい」と判断したという。

　つまりは今回のアジアツアーにバイエルン・ミュンヘンではキャプテン、副キャプテンともに不在という中で臨むことになった。主将マヌエル・ノイアーについては、今冬に負った下肢の重傷から今もなお復帰途中にあり、マーケティング的な観点からもバイエルンにとってこれは由々しき事態である。「もちろんミュラーとバイエルンとの深い結びつき、日本でのステータスの高さからも好影響をもたらしてくれただろうが、ただ我々にとって彼の健康が第一なんだ」とドレーセン氏は強調した。

キム・ミンジェがバイエルンの入団会見

　またこの日は先日加入した、キム・ミンジェが入団会見を行った。念の為にと韓国語で臨んだ会見では、数週間前の兵役体験について笑顔をみせながら、重さ３０キロのバックパックを背負って大草原を歩いたために４キロ減量して到着したとコメント。痩せていることについて尋ねたというドレーセンＣＥＯはその理由を聞き、「こういうメンタリティが我々にとって重要になってくるんだ」との考えを示している。

　そしてメンタル面のみならずプレー面に関しても、「ディフェンシブサッカーの国で年間最優秀ディフェダーに選出された選手なのだから、自身の役割はしっかりと熟知しているはずだよ」と期待。その長所であるアグレッシブさ、力強さ、スピードをどこで発揮できるか。「監督は３バックというならそこで、４バックならそこでプレーするだけだし、左でも右でも監督の指示ならそこでプレーする」とキム。また『モンスター』という愛称については「僕のプレーの特徴を捉えているしポジティブに受け止めている」との見方を述べた。