ケヴィン・トラップ、来夏のユーロでドイツ代表の「先発ＧＫとして立ちたい」

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　キッカーとのインタビュー場所ヴィンディッシュガルステンのホテルロビーに姿をみせた、ケヴィン・トラップ。今シーズンからディノ・トップメラー新監督の下で新たなコーチ陣との親交を深めることも、この夏の大きなテーマとなっている３３歳のゴールキーパーだが、しかし他の代表選手と同様に合宿直前からまだチームに合流したに過ぎない。「本当に今回のシーズンの後の休暇は必要なものだったよ」と漏らした同選手は、ヨーロッパリーグ、チャンピオンズリーグ。そしてワールドカップとあまりに濃密な２年間、そして昨季の締めくくりドイツ杯決勝での敗戦を経て、「それから２５日間も休みがとれたことは、本当にありがたかったと思うよ。また頭の中はクリアになっているし、肉体的にも完全回復を果たした。」と胸を張る。

　そして今は新シーズンに向けての巻き返しに闘志を燃やしているところであり、とりわけ過去２シーズンでみえたシーズン後半での失速は、今回の監督交代によって是が非でも改善しておきたいポイントだ。「１年前についてはヨーロッパリーグの優勝でなんとか巻き返すことはできたけど、昨シーズンは本当にフラストレーションのたまるシーズンとなってしまったよ」とトラップ。いま求められることは高いレベルでの長期的安定感であり、それはトラップのみならずクラブ首脳陣も再三に渡り繰り返し指摘されたことでもある。「チャンピオンズリーグに出れないといけないとまで口にするのはおこがましいけど、でも僕たちには確実にそのチャンスはあるんだ」と語ったドイツ代表ＧＫは、クラブで上位争いを展開して「自分の力で成功に導いていく」ことで、ユーロで先発ＧＫとして立つための「扉を開く」と意気込みをみせた。