2023/08/22
ドイツサッカー連盟、ハネス・ヴォルフU20代表が新設されたディレクター職に就任

©︎IMAGO/Kessler-Sportfotografie
ドイツU20代表ハネス・ヴォルフ監督が、ユース/トレーニング/育成担当へと昇格することが明らかとなった。これはドイツサッカー連盟において新設されたポジションであり、相談役会が42歳のドイツ人指揮官の就任を承認。なおU20代表監督は務めながら、男子のみならず女子サッカーにおいても指導的役割を担うことに。「ノイエンドルフ会長はじめ連盟関係者に心から感謝している」と同氏はコメント。なおその専門チームにはハノ・バリッチュ氏、ラース&スウェン・ベンダー兄弟、アントニオ・ディ・サルボ氏、ヘルマン・ガーランド氏、ザビーネ・ロデラー氏、レナ・ロッツェン、ニコラ・ルートヴィヒ、ダニエル・シュトレダック、サンドロ・ワグナーなどが含まれる。「このチームとともに優れた若手育成に弾みをつけていきたい」
これまで2016年にドルトムントのAユースで優勝、翌年にはシュトゥットガルトでブンデス昇格の導き、2017年度最優秀監督賞を受賞。2021年からはドイツサッカー連盟で指導を行いながら、レヴァークーゼンで暫定監督を務めて国際舞台進出に導いた経験をもつヴォルフ氏は、ドイツ連盟からも高い評価を受けており、ノイエンドルフ会長は「フェラーSDと長く話し合いを重ね、そして何人もの巨み深い人物と集中的な話し合いを行なった結果、実績あるエキスパートで、また素晴らしい内面性ももつハネス・ヴォルフ氏を、この重要なポジションに据えることができたことを大変に嬉しく思う。彼はドイツサッカー界における構造(連盟・クラブ、リーグ)に精通しており、様々な職務を通じてドイツにおけるユースサッカーの発展を、概念的にも戦略的にも、現実的かつ高レベルな実践的に、その多大なる献身性と情熱をもって職務に打ち込めることを実証している」と語った。
ノイエンドルフ会長、ケスラー氏への関心を認める
また女子代表のディレクターも新設、招聘が発表される予定とのこと。ハイケ・ウルリッヒ事務総長は「予算の調整、人事に関する責任、ユース・女子・男子、コーチ育成も含めた代表レベル全般のまとめ役」を求めているとのことで、候補には元サッカー選手のなディーン・ケスラー氏が浮上。ドイツ通信社に対してノイエンドルフ会長は、「もしも彼女が我々の期待するものをもたらすことができないのであれば名前は浮上してこない。ただまだ何も決まってはいないし、我々はさらに先を見据えているところだ」と説明している。