2023/09/18
バラック氏、ドイツ代表次期監督にファン・ハール氏を推薦「一筋縄ではいかないが、それも悪くない」

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水曜日に行われるチャンピオンズリーグGL第一戦マンチェスター・ユナイテッド戦を前に、この試合でテレビ解説者を務めるミヒャエル・バラック氏は、2020年にバイエルンが同大会を優勝して以降ブンデスリーガのクラブの苦戦が続いていることについて触れ、「このあたりを自分たちで自問自答し、そしてこれまでよりも良いアピローチをみせていかなくてはならないよ」と語った。
かつてドイツ代表で主将を務め、そしてバイエルンでは2002年から2006年まで在籍していた46歳は、決して成功を約束するのはお金だけではないと強調し、アイントラハト・フランクフルトのヨーロッパリーグでの優勝を挙げながら、「良いスカウティング、良いコーチ陣、良いクラブの雰囲気、そして良いアイデンティティがあれば、サッカー界では大きな成功をも成し遂げられるものだ」と話す。
それはバイエルンのみならずドイツ代表にもいえることであり、9ヶ月後に控える自国開催のユーロに向けて低迷からの脱出が至上命令となっており、「代表チームとファンの心が開いて久しいこと、ファンが代表チームに共感できなくなってきていることについて、そもそも我々はずいぶんと批判してきた」とし、今回フランスを相手にみせた「明確かつシンプルなサッカー、対人戦によって試合を作っていく」形こそ、まさに正しい方向に向かう一歩であると考えている。
ではそこで指揮を取るべき監督とは、いったい誰だろう?これまでさまざまな候補者があがってきたが、バラック氏は「最高の監督を選択すべきで、ルイ・ファン・ハール氏などは並外れた指揮官だといえるだろう。確かに決して彼は一筋縄でいくタイプではないのだが、しかしそれも悪いことではないだろう。レーヴ、フリック体制と長きに渡り続いた時代の後、チームとして新しい意見を求めている時期にあると思う」と述べた。「彼は必要とされること全てに精通しており、リスペクトに値する経験豊富な監督だ」