ユリアン・ドラクスラーもカタールへ。アル・アハリと２年契約締結。背番号は７

©︎IMAGO/Buzzi

　ユリアン・ドラクスラーのパリ・サンジェルマン時代に、ついに幕が下されることになった。すでに構想外となって久しい元ドイツ代表ＭＦは、昨シーズンはポルトガル１部ベンフィカ・リスボンにレンタル移籍。しかしそこでも思うように事は運ばずこの夏から復帰するも、いわゆるトレーニンググループＢに分けられ、トップチームから離れる日々が続いていた。無論この夏にも移籍先を模索していた２９歳は、一時はプレミアリーグのクリスタルパレスが候補として浮上するも頓挫。最終的にはマルコ・ヴェラっティと同じ形でパリからカタールへ、アル・アハリでのメディカルチェックを無事にクリアし入団発表がなされている。契約機関は２年。背番号は７。

　「ドラクスラーほどの才能とテクニックをもった選手の加入は、このクラブとその発展において非常に大きな意味をもつものだよ」と、アル・アハリのアブドゥラ・アル・ムラ会長はクラブの声明の中でコメント。また２０１６年にヴォルフスブルクから移籍金３６００万ユーロで加入するも、主力の座は掴めずにいたクラブを後にするドラクスラーも「幸せだよ」と期待感をふくらませ、「ファンのみなさんから期待されているパフォーマンスを、プロとしてしっかり応えていきたい」と全力を尽くしていくことを誓った（パリ時代の成績は１６２試合で１８得点、リーグ優勝４回）。なお今回の移籍金額は１０００万ユーロほどと言われ、おそらくはパリ・サンジェルマンのオーナーがもつカタールとのパイプが少なからず影響を及ぼしたのだろう。