2023/09/19
ドイツ代表後任監督候補:ナーゲルスマン監督とはサラリー面で交渉難航?そこで浮上したクンツ監督解任報道

©️picture alliance/dpa/Kessler-Sportfotografie
本日月曜日にドイツ代表のマネージングディレクターへの就任会見が行われた、アンドレアス・レティッヒ氏。これからはルディ・フェラーSDの専門知識をもとにして今後、「ドイツサッカー界で最も大きな、重要な仕事」である監督人事を迅速に進めていかなくてはならない。すでにその候補者とは接触していることをベルント・ノイエンドルフ連盟会長は認めており「水面下での状況報告は控えさせていただきたい」と述べたが、どうやらユリアン・ナーゲルスマン監督との交渉で問題へと直面している模様。
というのも年間1950万ユーロの構造的赤字を抱え、さらに解任したハンジ・フリック監督に年俸650万ユーロを支払っているドイツサッカー連盟としては、いくらレテッィヒ氏がその重要度の高さから「サラリーで頓挫するようなことはない。フェラー氏の判断に委ねたい」と強調してはいても、「財政面でみて持続可能であることが大切」とノイエンドルフ会長は付け加えており、どうやらバイエルンでは700万ユーロを手にしているナーゲルスマン監督に対して、年俸400万ユーロが提示されたようだ。
そのためナーゲルスマン監督は躊躇いをみせており、キッカーが得た情報によればバイエルンに退職金をもらうことでギャップを埋める可能性さえ模索していたという。しかしながらバイエルンはライプツィヒに移籍金として2500万ユーロを5年分割払いで支払い続けているところであり、また本来は移籍金を要求することができるが先日にウリ・へーネス氏は「移籍金で交渉が頓挫することはない」と説明。大幅に譲歩する用意があることを明かしている。
それに加えて今回ドイツ代表監督に就任するため、さらにバイエルンがナーゲルスマン監督にお金を支払う道理はないだろう。またこのタイミングでトルコ代表から、2021年にもドイツ代表監督就任が噂されたシュテファン・クンツ監督が解任されるとの報道もなされており、現在も連盟内で高い評判を誇る元U21代表監督は、ナーゲルスマン監督よりも遥かに安価なサラリーであることからも、今回のドイツサッカー連盟において貴重な選択肢のひとつだ。