2023/09/20
キミヒが見せた苛立ちについて、トゥヘル監督「事前に話し合っていたこと」

©︎IMAGO/Sven Simon
先週金曜に行われたバイヤー・レヴァークーゼンとのリーグ戦では、60分が経過したころに交代を告げられていた、ジョシュア・キミヒが少し不可解な表情を浮かべ、キャプテンマークをレオン・ゴレツカに渡しピッチを後にしていた。実は本来この日はトーマス・ミュラーがキャプテンマークをつけてプレーしていたのだが、先日のフランス代表戦にて今季初先発したばかりのベテランを61分に交代しており、その際にミュラーから受け取ったばかりのキャプテンマークを、秒でそのままゴレツカに渡す結果となったのである。
だが試合後にトゥヘル監督が明かしたところによれば、キミヒは代表チームから筋肉系の問題を抱えて戻ってきたことを考慮し、マンチェスター・ユナイテッド戦を前に「特に問題はないさ、だって60分間プレーすることで合意していたのだから。だから60分間という約束を守ったのだよ。じゃないなら約束の意味もない」と説明。「実際キミヒからは反応がみてとれたし、昨日の練習で少し問題、痛みがあったんだ。だから60分という約束を守るのは当然だ。キミヒは常にピッチに立ちたい選手で、アドレナリンが出まくっていたのだろう。その約束を忘れたり、痛みもときに感じずプレーしたりするもの。それもよく理解できることだし、わかる話さ」と言葉を続けてた。
また筋損傷から回復したばかりのジャマル・ムシアラについても、レヴァークーゼン戦では前述のミュラーとの交代という形で復帰を果たしたばかりであり、先発起用の可能性は「まだ最終的な決断までは下していない」と指揮官。「ミュラーと入れ替えるだけでなく、一緒にプレーするという選択肢もあるよ。ただね、フル出場は無理だ。それでも60、70分はいけるだろう」との見通しを明かしている。なおレヴァークーゼン戦で欠場したキングスレイ・コマンも復帰。筋束断裂から復帰をめざすラファエル・ゲレイロについては、まだ時期尚早とのこと。