2023/09/29
トゥヘル監督、ミュラーやCBコンビ復調に安堵。ノイアーも順調に回復

©︎IMAGO/Smith
先日に行われたドイツ杯初戦プロイセン・ミュンスター戦では、バイエルン・ミュンヘンはトップチームに所属する全てのセンターバックが負傷欠場するという事態へと陥ってしまったが、しかしながらキム・ミンジェ、そしてダヨ・ウパメカノがトーマス・ミュラーと共に木曜日にトレーニングを行っており、その翌日に会見へ出席したトーマス・トゥヘル監督は、「痛みは特にないし、今のところとくにぶり返しなどもみられていない」とコメント。「ただそこまでインテンシティはなかったし」とも強調したが、それでも順調にいけば3人とも再びオプションということになるだろう。
つまりは週末に控える強豪RBライプツィヒとの対決では、前回にトライしたゴレツカ/マズラウイによる急造センターバックは、ひとまず一夜限りで済みそうだということ。おそらくはキムとウパメカノがセンターバックコンビを形成して、先発として復帰戦を飾るはずだ。なお打撲により欠場中のマタイス・デ・リフトに関しては、トゥヘル監督によれば、今節も引き続き欠場を余儀なくされるという。
同じくマヌエル・ノイアーんついても、木曜から部分的にチーム練習参加を果たしたが、復帰はまだ時期尚早。「復帰は喜ばしいが、彼はまずフィールドプレーヤーとしてプレーしていた」と明かしたトゥヘル監督は、「フルでの練習参加はまだしばらく先の話だよ。順調にはきている。ただこれ以上に負担をかけるべきでもない」と付け加えている。
また前述のミュンスター戦にて上腕を骨折したセルゲ・ニャブリについても、トゥヘル監督は具体的な復帰の見通しについては明かさず「4から6週間」とだけ返答。少なくとも個別調整に関していえば多くのことに取り組め、大きなコンディションの落ち込みは避けられる見込み。フィジカルコンタクトに気をつけながら、ニャブリ自身はスプリントを装着しての練習参加も希望しているようだが、ただそれができたとしても多少の復帰時期が短縮される程度でしかないはずだ。
トゥヘル監督、2連敗中のライプツィヒ相手に自信
トゥヘル監督は最近2連敗中の今回の相手、ライプツィヒについて「それでも自信をもって臨む。彼らの力はわかっているし、最近ホームで2敗を喫した相手。1度はそれでリーグ優勝が危うくなり、2度目はスーパーカップを得られなかった」と振り返り、「後者ではチャンスはあったのに決め切らず、残念ながら失点してしまったね。オープン過ぎたり、遅過ぎたりしていたが、今はだいぶ良くなっている。それに雰囲気もめんたりてぃもよく、結果もついてきているから、自分たちの力を出し切れば勝機はあるよ」と語った。
「でも(リベンジという意味では)もうスーパーカップは取り戻せるものではないし、そもそも我々はどのチームとも競争相手で、どの試合でも勝利したい。ライプツィヒはこの夏の移籍でずいぶんとうまく対応し、とても高いレベルを保っているね。チームとして非常に危険なプレーをみせ、そのストラクチャーと自動性は非常に明快なものだ。でも前回の対戦から我々もよくなってきている。それを実際にピッチで示したい。」