2023/10/09

レオン・ゴレツカ、米国遠征に疑問「午前2時に試合なんて」

©︎MAGO/Revierfoto

 SCフライブルク戦では安定感と存在感をみせつける試合展開で、3−0と快勝をおさえることに成功したバイエルン・ミュンヘン。ポジティブな雰囲気に乗ってこれから、再び代表戦期間へと突入していくことになるのだが、しかしながらそれがまさにこの試合後の話題の争点にもなっていた。バイエルンの選手たちはこれから過酷なスケジュールに身を置く事になる。ジョシュア・キミビらバイエルン一行は、日曜日に試合を終えて、月曜日には米国遠征に出発。それから翌週の木曜日にドイツに戻ってきて翌日にはマインツの遠征に向けて出発。さらに月曜からはイスタンブールに向かってガラタサライとのチャンピオンズリーグを戦い、水曜日に戻って1試合のホーム戦で一息いれるも、ドイツ杯、そしてドルトムントと2試合続けてのアウェイ戦が続いていくのだ。

 フライブルク戦の開始前から、フロイントSDは「決して喜べるものではないよね。我々は3日おきに試合をやっている状況で、しかもそれには多くの移動が伴うものだというのに、それでこれから時差の影響を受けるアメリカへの長旅にでかけるというのは、このタイミングでは適切ではないように思うよ。そもそも秋というのは非常にタイトなスケジュールなのだ。」と疑問の声を投げかけており、また実際に参加するレオン・ゴレツカも同様の見解を示している。「これは理想的なこととはいえないよね。特に残念に思うのは、メキシコ代表戦が行われるのが、ドイツ時間の午前2時だということ。それは本当に理解に苦しむ。ただ選手としては、僕たちは言われたとおりにする立場だ。批判的に感じることはあっても、それでも僕たちとしてはパフォーマンスを発揮し、可能な限り最善の方法で受け入れられるようにしていく。それが目的だよ」

トゥヘル監督、サネを賞賛

いままさにその活躍をみせているドイツ代表選手が、リロイ・サネだろう。「本当に良いよね。今日はとても良かった」とDAZNに対して語ったトゥヘル監督は、「ロストがほとんどなく、非常にプレーがはっきりとしており、またとても危険だったよ。ランニング、ドリブル。そして見事なゴールで報われたかと思われたが、それはオフサイドになってしまったがね」と総括。「彼がみせているもの、それはまさに我々が期待していたもので、圧倒的な強さを彼は誇示できる選手なんだ。フィジカル面、もちろん才能もあってこそ。試合を楽しめて明確に集中してプレーできれば結果はついてくる。我々との相性もあるかもしれない。彼の多くの要求を私も理解している。自由さ、貪欲さ、前向きな姿勢が伴えば違いを生み出せる選手なんだ」としながら、時折サネが不満を抱きがちな点も指摘しつつ「チームを牽引できる選手だし、実際にそれは求められていることだ」と語った。

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