2023/10/11
米国到着のドイツ代表、ゴセンスはまずホームレス救済イベントに参加

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フランクフルトからボストンまで大西洋横断飛行、さらにほぼ1時間のバス移動を経て、ジュリアン・ナーゲルスマン監督とドイツ代表一行は、NFLニューイングランド・ペイトリオッツ本拠地スタジアムのすぐ隣にある、ルネッサンス・ボストン・パトリオット・プレイス・ホテルに遅くにチェックインした。そして火曜日の現地時間午後3時、つまりドイツ時間午後9時からは、ペイトリオッツの敷地内で行われる最初のトレーニングセッションを行うように指示したが、ただその前にロビン・ゴセンスは、元代表選手アルネ・フリードリッヒ氏とともに外出。フォックスボロにて代表チーム財団による慈善キャンペーンの一環として、NFLフットボーラーらとともに参加していたのだ。
まずはボストンから来た路上生活者を支援するソーシャルワーカーの演説に注意深く耳を傾け、その後ニューイングランド・ペイトリオッツのラインバッカー、レクウォン・マクミランとともに、ホームレスへの支援物資を配送トラックに積み込むのを手伝ったウニオン・ベルリンのサイドバックは、「自分たちがどれほど恵まれた状況に置かれているかを、何度も考えずにはいられません。屋根のある家で暮らせるという事実は決して当然のことではなく、それはここでも目の当たりにできるしドイツでも同じこと。心に響くもので、社会貢献の必要性を改めて感じさせられました」と言葉を続けている。
なおこのキャンペーンはマサチューセッツ州にフランチャイズを構えるペイトリオッツの財団によって執り行われており、世界ホームレスデーに向けて選手たちは防寒着や食料、サインカードなどの記念品などを300個の荷物に詰めこみ、輸送できるように手配をしているところ。 これらは米国北東部の困っている人々に配布される予定で、ホームレスには寝袋に変えられるペイトリオッツをテーマにしたコートも。なお100個がドイツにも送られる予定だという。「ここで小さな印象を残せたことにとても感謝しています」とゴセンス氏はコメント。
トルコ戦のチケット売れ行きは好調
ちなみにドイツ代表は金曜までペイトリオッツ本拠地で準備を行い、土曜日にハートフォードでナーゲルスマン代表監督デビュー戦となる開催国アメリカと対戦。さらに来週水曜にはフィラデルフィアで、メキシコとの対戦がひかえているところ。ちなみにドイツでのデビュー戦となる11月のトルコ代表戦については、前売りチケット販売は非常に好調な出だしをみせており、最初の24時間後には、35,000 枚以上のチケットがすでに販売された。ベルリン五輪スタジアムでは合計約7万2500枚用意されている。