2023/10/17
元ドイツ代表ダニー・レールACが、シェフィールドの監督に就任

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バイエルン・ミュンヘンやドイツ代表でも、ハンジ・フリック監督のアシスタントコーチを務めていたダニー・レール氏が、シェフールド・ウェンズデーの監督に就任することが発表された。本来ならば家族とともにトルコで休暇を過ごすはずだった34歳だが、直前にイングランドから届いた連絡で予定変更。すぐさまロンドンへと飛び、シェフィールドの関係者らと先週金曜から話し合いを行なって、最終的に合意へと達した。
なおドイツ代表との契約は来年7月まで有効となっていたがそれを解消し、金曜日には無事に就労ビザも取得。「これは間違いなく、私にとって大きな挑戦だ」と語った同氏は、「でも勇気をもってこれを掴みたいと思う」とコメント。現在英国2部で最下位に沈むシェフィールドは、ここまで11試合で3分8敗という結果になっているところ。改善にむけレール氏はすでにプレーやビデオ分析の改善へのアプローチを特定しており、プレーヤーのプロファイルは作成済み。「このクラブには素晴らし伝統がある。試合には2万5000人以上の観客が訪れ、そこには典型的な英国の雰囲気が漂っているんだ。私は英国に戻ってきたいと思ったいたんだ」と語った。
これまでの学びと経験を活かしたい、レール新監督
スポーツ科学の学位とプレーアナリストの修士号も取得している同氏は、2011年から2018年までライプツィヒで「文字通り、ゼロからチャンピオンズリーグのクラブに変えた。このときにいかに指導と言う仕事に情熱を注げるかを学んだ」というハーゼンヒュットル監督と共に、2018/19シーズンにがサウサンプトンで働いた経験ももつ。「フリック監督からは特に素晴らしい選手が多くいる場合、いかにチームに自信を与えながら人間的に側面を考慮しなくてはいけないかを学んだ」という英語が堪能なレール氏。
今回のコーチ陣はドイツ人3人、イングランド人1人の4人のAC体制で臨む。「これはキャリアにおける一歩を踏み出す良い機会だ。常に監督は大きな目標だったし。「これまでの経験、同じような状況でサウサンプトンでスタートしてアーセナルと対戦し、ホームで3対2で勝利を収めなければならなかったこともあったんだ1週間以内にチーム全員が納得のいく方向に向かって動けるように準備できると思う。そうすれば必ず成功するだろう。」と意気込みをみせた。