2023/10/21
バイエルン、ノイアーの復帰は次節以降。SNS投稿で物議のマズラウイは謹慎回避

©︎IMAGO/Lackovic
マヌエル・ノイアーが土曜日に開催されるブンデスリーガ、1.FSVマインツ05戦にて復帰をかざることはない。これは金曜日にバイエルン・ミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督から、試合前日に行われた記者会見にて明かされたものだ。つまり復帰は早くて次節、SVダルムシュタット98戦ということになる。
昨年12月にスキーの事故で下肢に重傷を負い、それから2度にわたる手術を受けていた同選手。あれから11ヶ月が経過し、すでにチームドクターやゴールキーパーコーチからのゴーサインが得られるまでの回復を遂げていたものの、指揮官の口からはまだもうしばらくの我慢が必要であるとの見解が示された。
「我々はマヌと共に、この試合ではウルライヒが起用されるべきという決断くだした。もう少しマヌには練習を積み重ねていくための時間を、おそらくはまだCLガラタサライ戦に向けても必要であろう、とね。」とトゥヘル監督は説明。ただトレーニング自体についてはまだ11vs11の実戦は行えていないものの、「見事にやれている」との評価も述べている。
マズラウイは謹慎処分を回避
モロッコ代表参加中にイスラエルとの紛争でパレスチナの勝利を願う動画を配信し物議を醸した、ヌゼア・マズラウイに関しては、どうやら謹慎処分に関しては避けられた模様。「彼は平和を愛する人間として、テロと戦争を断固拒否すると、信頼にできる口調で我々に語っていた。そしてもしもあの投稿が不快感を与えてしまうものであったのならば、そのことについては後悔しているともね。」と金曜朝に話し合ったドレーセンCEOはコメント。
改めてバイエルンとして、ハマスのイスラエル攻撃と非難するとともに、あらゆる種類のテロリズムやテロ組織を非難することも併せて強調した。「バイエルンはドイツのユダヤ人コミュニティの側に立つものであり、その子供や家族の殺害を正当化するようなものなど何一つとしてない」ただラファエル・ゲレイロやダヨ・ウパメカノと同様に、練習中にハムストリングを損傷したためにノイアー同様、ガラタサライ戦まで離脱となる。
キミヒは先発候補外、ゴレツカは「良い感じ」
また米国遠征から風邪のために一足早く戻ってきていた、ジョシュア・キミヒは「昨日はじめて練習をした」とトゥヘル監督が母しているように、「1週間は体調不良で寝込んでいた」ことからまだ先発候補とまではいかず「うまくいけばメンバーには入れるだろう」と説明。メキシコ戦で足首を強打していたゴレツカは「痛みにどれだけ耐えられるかだが順調そうだ」と楽観的な見方を示した。特にこのような流れから右SBでライマーを起用するためにも、バイエルンとしては中盤の離脱はできるかぎり避けたいところ。