2023/10/23

バイエルン:レオン・ゴレツカが中手骨を骨折、しばらく離脱へ

©︎IMAGO/Sven Simon

 土曜日に行われたマインツ戦では負の流れを断ち切り3−1で勝利をおさめたバイエルン。しかし展開自体は決して王者としての風格をみせつけていたとはいえない。マインツはシュート数でも対人戦勝率でも総走行距離でも上回り、また地元出身の若手ブラジャン・グルーダが物おじしないプレーでバイエルンに襲い掛かり、ウルライヒがかろうじてセーブするなど、何点かゴールネットを揺らしても決しておかしくはないパフォーマンスを披露していた。「ハーフタイム前は全体的に少し雑になっていたね」とトゥヘル監督。「足元がおぼつかない時間帯もあった」と言葉を続けた。

再び好セーブ連発のウルライヒを賞賛

 それでも2失点に抑えたバイエルンを支え続けた選手こそ、ノイアーの代役としての役割を担い続ける、スウェン・ウルライヒである。マタイス・デ・リフトは「見事なセービングだったね。本当に素晴らしい反射神経だよ。とても自信をもっていて、出場機会も続いたことでリズムにも乗っている」と賞賛。ウルライヒ本人は「なんといえばいいか。こういうときのために練習しているから」と述べるにとどまったが、トゥヘル監督も「今日もCLコペンハーゲン戦での終盤でも見事なセーブを見せてくれた」と賛辞。そして「それはひとえに彼が自分の役割というものを認識し、ノイアーをライバルとみていないためだと思う。その結果でマヌからのサポートも得られているし完璧な状況が生み出せているんだ」との考えも示している。

ゴレツカが手を骨折

 そのウルライヒの支えもあってバイエルンが試合を優位にすすめていくと、レオン・ゴレツカが3−1とする決定的なゴール。ただその後に自陣のペナルティエリア内にて左手を負傷を抱えてしまった、それから長時間にわたる治療のあとひとまずはプレー続行となったものの、後半74分に交代している。伝えられるところでは即座に地元の病院へと搬送され、レントゲン検査を受けていた模様。先日の代表戦ではメキシコとのテストマッチで足首を負傷するもマインツ戦で先発出場していたゴレツカ。今回は検査の結果で中手骨に骨折を抱えていることが判明。日曜日には手術を受けており、「今後数試合」は不在になるとのこと。正確な離脱期間については特に明かされていない。ちなみにすでに試合後にはトーマス・トゥヘル監督は、少なくとも指の骨折に関する疑いをもっていた。

構想外扱いだったサールも動員

 指揮官はそれでも頭を下げることなく「あまりひどい怪我が続いてほしくはないものだよ。ただチームがもっているクオリティについては、自信をもってはいるがね」とコメント。なおゴレツカの代わりにはブナ・サールが出場して、右サイドバックからコンラッド・ライマーを中盤にスライド。これは離脱中の今後のモデルとして考えられるかもしれない。ゴレツカの決勝点にも絡んだサールは、21分間の出場で対人戦勝率で半分以上を勝利、パス成功率でも73%を記録している。ブンデスでの4シーズンでわずか15試合の出場など、実戦不足が明らかな31歳はもはや構想外となって久しかったものの、今夏パヴァール、スタニシッチ、中盤のグラフェンベルフの移籍なども相まって、マズラウイも負傷離脱という緊急事態から再び、サールに出場機会が巡ってくるチャンスが不意に訪れた格好だ。

ウルライヒと対照的にデ・リフト「リズムが欠けている」

 こういった状況だからこそ、ここにきてのマタイス・デ・リフトの復調は明るい話題だ。夏は代表戦での負傷から出遅れたオランダ代表は、その後に第5節ボーフム戦で今期初先発となるも膝の打撲で再離脱。今回のマインツ戦ではウパメカノの負傷離脱があり先発出場している。「歩くことさえままならなかった状態から戻ってきたばかりで、リズムがあまりないからイエローか=どを受けがちになってしまう。ボールにむかっても1ミリ遅れているんだ」と説明。果たしていきなり3日ごとの過密日程で先発を続けられるのか?トゥヘル監督から「そうしてもらわなくてはならないだろう」と語られたディフェンダーは体調のみならず、今夏に加入したキムとの呼吸を合わせるという問題についても「今回はいいプレーができたから。チームには高いクオリテイがあるしうまく調和してきていると思うよ。あとは時間が経つごとによくなるはずだ」と語った。

サネ交代の理由について説明「彼は怒っているわけじゃない」

 この試合の終盤では今期ここまで絶好調だったリロイ・サネが、ジャマル・ムシアラとともに交代。これは今期はあまり見られていない光景だが、試合後にトゥヘル監督は「サネにとってはあまり面白くはないことだろう。怒っているとかではなく、単に彼はいつも最後までプレーしたい選手だから。ゴールやアシストを目指しているし、正直いって私の気がすすまないことなんだがね」とコメント。ただテルとシュポ=モティングの投入によって、「マインツが得意とするセットプレーに対して、サイズの部分で厚みをもたせたかったんだ」と終盤での逃げ切りをはかることがその狙いであったことを明らかにしている。加えて先日まで米国遠征にいっていたことや、火曜日にはCLガラタサライとのアウェイ戦はじめ、極端な移動続きの日程になることも、これ以上の離脱者を出さないようにためにケアしてのことなのだろう

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