2023/10/26

マヌエル・ノイアーが復帰間近、約1年ぶりの姿に注目集まる

©︎IMAGO/Sven Simon

 すべて順調の事が運ぶのであれば、おそらく週末に控えるSVダルムシュタット戦では再びマヌエル・ノイアーが、バイエルン・ミュンヘンの一員として名を連ねていることだろう。ワールドカップでの屈辱のグループリーグ敗退後、スキー旅行中に下賜に複雑な負傷を負ったキャプテンは、それ以来331日間にもわたって外からドイツ代表、そしてバイエルン・ミュンヘンの戦いをただ見守るしかなかった。だが粘り強く集中的に取り組み続けた結果、いよいよカムバックが間近なところに。ジョシュア・キミヒは「いかに彼がハードに取り組んできたか。それは僕らみんなが見てきたものだ」とコメント。さらに、これまで代役を務めてきたスウェン・ウルライヒは「きっとマヌのことだから良い復帰をみせるだろう」と期待をかける。

 実際にこれまで中手骨の骨折などでキャリア通算3回超き離脱を経て復帰してきたノイアーは、そのいずれにおいても難なくそのギャップを埋めて安定感のあるパフォーマンスを改めて披露しており、ただその一方で今回は1年近くという非常に長い離脱期間であったこと、またシーズンの前半ということで過密日程にあるため、チーム内ではなかなか実戦練習が行えず、アマチュアのチームでその分を補うなど、なかなかその意味においてもノイアーは我慢を強いられる、一筋縄ではいかないカムバックへの道を歩んできた。果たして今回の復活劇では、どういった姿をみせてくれるのか。いまはファン、選手のみならず、サッカーファンが固唾を吞んで見守っている。

ブンデスリーガにキム・ミンジェ効果

 キッカーが得た情報によればブンデスリーガでは、韓国の「クーパン・プレイ」と従来の150万~200万ユーロから450万~500万ユーロに増やす形で、新たな放映権の契約が締結されようとしているようだ。「CJ Entertainment and Media」との現在の契約は2021年7月から2024年6月まで有効だったが、今年2月にF1の国内放映権を獲得している前者がこれほどの金額を提示する背景には、バイエルンが最後の移籍期間にSSCナポリから韓国のスター、キム・ミンジェと契約したことも大きく影響しているだろう。極東の地では選手個々をフォローする傾向が強く、そのためソン・フンミン擁するプレミアでは年間でブンデスでは想像できない桁違いの収入を手にしている。

バイエルン・ミュンヘン バイエルン・ミュンヘンの最新ニュース