2019/01/11

アラブからの騒音にも、一心不乱に優勝に向け取り組むドルトムント

提供:kicker.tv

黄色と黒と、そして落ち着きを見にまとい、ボルシア・ドルトムントはカタールから伝えられたバイエルンからの挑戦状にも、アラブで起こった『黄金のステーキ』による騒動にも影響を受けることなく、一心不乱に黙々とスペインの空の下で取り組み続けている。
 確かにドーハにいるバイエルンからの挑戦状は日々伝えられているが、実際のところ特に影響を受けている様子は見受けられない。今シーズンのドルトムントのモットーは、まさに1試合1試合を大切にしていくということであり、「メインとなる目標はリーグ制覇だ。どの選手もそれを望んでいると思うし、僕たちとしては1試合1試合を考えていきながら、叶うことならその目標を達成していきたいと思うよ」とジェイドン・サンチョ。
前半戦絶好調だったドルトムントに大きく貢献した同選手は、主力選手として、試合を決定づけられる選手として、若干18歳ながら見事な活躍を見せているところだ。「すごいと思うよ、これからもピッチの内外でハードに取り組み続けていく。もちろん監督の指示に従っていきながらね」と若きイングランド代表。「これからも自分のタスクをこなしていけるよう願っているし、後半戦でも自分のパフォーマンスを発揮できればと思っているよ」と言葉を続けている。
まさにそれこそドルトムントの願いでもあるといえるだろう。追われる側となったドルトムントのタフな戦いは、まだこれからも長く残されているところだ。確かに何人かの選手の体調面で不安なところはあるが、チームの雰囲気は良い。例えば主将マルコ・ロイスは胃腸の問題により、チーム練習復帰の目処は特に立っておらず、それはマヌエル・アカンジについても同様。
 臀部の問題により帯同せずに検査を受けており、守備の要がしばらく離脱する恐れもでてきている。もう一人のCBダン=アクセル・ザガドゥについても、まだ徐々に組み込んでいる段階であり、また同じく負傷を抱えるパコ・アルカセルもまだライプツィヒ戦に間に合うかはギリギリのところだ。
 だがそれでも現在首位に立つドルトムントはいたって沈着冷静だ。追われることや挑戦状からのプレッシャーにも動揺をみせることなく、これからも1試合1試合を大切にしていくことを肝に命じて取り組み続けていく。
 

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