2019/01/19
終われる立場で迎える後半戦、ドルトムントは「これまで通り」を強調
多くの期待を集めながら、後半戦の初戦を迎えるボルシア・ドルトムント。いかに追われる役をこなしていくのか、そして首位の座をこのまま守りきることはできるのか。ここまでは完璧な仕事ぶりをみせてきたルシアン・ファヴレ監督だが、質疑応答の席では決まり文句の終始した。
「サッカー哲学に変わりはない。1試合1試合を大事にしていくということ。そして土曜日からはじまるということ。それだけだよ」とファヴレ監督。または別の言い方をするならば、「これまで長く首位の座に立ってきた。だから特にこれまでと異なるアプローチをする必要もないさ」と、ミヒャエル・ツォルクSDは語った。
第6節から首位の座を守り続けてきたドルトムント。だが後半戦からはまた新しいものが求められていく。「一度家に戻りクリスマスを祝い、それからどこかに、私はドゥバイのビーチで日差しを浴びていたが、順位表にも周囲からの賛辞にも心地よさを感じるのはいたって普通のことだ。少し気が抜けている状態なのだから。ただそこで勘違いをしないということ。だからこれまで通りに取り組むことが重要になってくるんだ。前半戦でやってきたように。同じアプローチでやっていく」とツォルク氏は説明。
特にその初戦の相手は決して生易しいものではない。最初に立ちはだかる4位ライプツィヒは、ブンデス最強の守備力を誇るチームだ。ファヴレ監督は「ライプツィヒは非常にいいチームだ。あえてそのことを強調する必要もないだろう」と警戒。「ビルドアップでの危険性をもち、ボール奪取からのロングボールやコンビネーションなど、非常に素早い展開をみせてくる。これ以上の説明も不要だろう。いいチームだよ」との印象を述べている。
これから待ち構える後半戦の難しさは、ドルトムントもよく理解しているところだ。そしてすでに戦いを終えたミュンヘンからの視線も注がれることになる。