2020/12/16

初陣飾ったテルジッチ新監督、初先発の16歳ムココに賛辞


 土曜日に行われたVfBシュトゥットガルト戦では、ボルシア・ドルトムントは1−5と大敗を喫し、ルシアン・ファヴレ監督との決別という展開へと至った。同国スイス出身の守護神、ロマン・ビュルキは「あれほど悪いプレーを露呈してしまった後で、今回の試合に臨むにあたって違和感は感じていた。重圧があったし、だからこそ、今回の勝利については嬉しく思っているよ」と、スカイとのインタビューに対してコメント。
 確かにビュルキが求められた仕事は、ブレーメンにさほど得点機会がなかったために、さほど多かったとはいえない。加えてラファエル・ゲレイロが幸先よく先制点を決める展開にもなった。にも関わらずドルトムントは、ケヴィン・メーヴァルトによって不意に同点へと追いつかれる試合展開となっており、「あの土曜日の影響は根深いものがあるよ。プレッシャーは確かにあった」と、この日に初陣を飾ったエディン・テルジッチ新監督はコメント。「この試合における重要なポイントは、ただ勝利したのではなく、必死に最後まで守抜いたという姿勢。彼らの一体感は素晴らしいものがあった」との考えを示している。
 そしてようやくマルコ・ロイスのPKにより終盤で再びリードを奪ったドルトムントは、そこからブレーメンによる猛攻に耐える時間帯へと突入するも、それからも相手にこれといった得点機会を与えることはなく、「ドルトムントらしさが見受けられた時間帯も見受けられたし、開始から全力を尽くす姿を誇らしく思う」と指揮官。「プレー面でみた場合、それは必ずしも試合を通じて思い描いていたようなものだとは言い切れない。しかし良い時間帯はあったし、この日で大事なことは、チームとしてのリアクションを見せたということだと思う」と語った。
 またこの日にブンデス初先発を飾った16歳ユスファ・ムココについては、苦戦をする姿が見受けられ得点チャンスも逃す場面があったものの、それでも「我々はボルシア・ドルトムント。オフェンスの責任を16歳に負わせることなど許されない」と強調。「実際ユスファはチームのために素晴らしい仕事をしてくれた。それが重要だ。彼は決勝点を決めるためにプレーするのではなく、チームのために取り組むためにプレーするのだ。それを彼はこの舞台で、16才という年齢でやってのけた。だから彼には、大きな賛辞を送りたい」と述べている。
 

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