2021/09/19

徐々に本調子をみせてきた、トーマス・ムニエ


 水曜夜に行われたベシュクタシュ・イスタンブール戦での勝利は、今季よりドルトムントで指揮をとるマルコ・ローゼ監督にとってCL白星スタートを飾ったと共に、先制点となるベリングハムへのアシストを決めたトーマス・ムニエにとっても、1つの重要な意味を成すものとなった。昨季にパリ・サンジェルマンから加入したベルギー代表だが、その移籍初年度はモリー、そしてピシュチェクの後塵を拝するなど、スコアポイントはわずか3のみにとどまっており、ローゼ監督も「休暇中に彼と話したが、ずっと忘れない1年だったと口にしていた」と明かす。
 そして2週間半前にはミヒャエル・ツォルクSDも、「本来のムニエをぜひみせて欲しい」と期待をかけていたが、それがここまでは良い流れでこれているところだ。前述のベリングハムのアシストのみならず、レヴァークーゼン戦でもハーランドに同点弾をアシスト。「どんどん質が上がってきているね」と目を細めた指揮官は、「自分の道を見出せている」と評価。ただこの試合でも守備面での脆さを露呈するなど単純なミスをおかすところがあり、3試合で3つの警告を得る必要はない。うち2枚目は退場でもおかしくはなかった。「彼は時にいきすぎるところもあり、リラックスが必要」とツォルクSD。そのためには首脳陣からの信頼が必要であり、それにムニエは今のところは応えようとしているところだ。
 

ボルシア・ドルトムント ボルシア・ドルトムントの最新ニュース