2022/01/17
ドルトムント、ジャンが欠場。ムニエやムココは疑問視
火曜日にボルシア・ドルトムントは、ドイツ杯8強入りを欠けてブンデス2部首位、FCザンクトパウリと対戦することになるが、この試合で筋肉系の問題を抱えるエムレ・ジャンは欠場。さらに週末の試合で足を負傷した、トーマス・ムニエについても出場が危ぶまれているところ。またユスファ・ムココについても、内転筋に軽度の違和感がみられるために不透明。ジョヴァンニ・レイナについては半年の長期離脱明けということもあり、体力不足の解消に向けて集中的に補う必要がある。
ちなみにエムレ・ジャンについては代表戦期間明けからの復帰が見込まれているところだが、一方でローゼ監督にとってはマヌエル・アカンジ、そしてダン=アクセル・ザガドゥが復帰していることにより、代役模索は特に大きく頭を悩ませる問題ではないだろう。むしろジャンの負傷がちである部分が気に掛かるところであり、「この問題の解消に向けて努めていかなくては」と指揮官は要求。一方でドルトムントとしても、ここのところはハーランドの移籍騒動に揺れていることからも、雰囲気の更なる低下を防ぐためにも、ドイツ杯8強入りは是が非でも果たしたい。
ローゼ監督、ハーランドの問題は「意に介さず」
また最近では移籍問題に揺れるエルリング・ハーランドが、ドルトムントから「重圧をかけられている」と公言し、クラブ首脳陣がそれを否定するという事態にまで発展しているが、ローゼ監督はこういった移籍騒動について「我々にとって目新しいことではない。憶測は絶えないものだ」と意に介さず、「毎日エルリングと会っているし、私は落ち着いたものだ。彼はドイツ杯を楽しみにしているというし、それ以上のことはない」と強調している。いずれにせよハーランドの契約には今夏に行使可能な例外条項が含まれているため、そこに定められた金額の用意があるクラブをハーランドが見出した場合、ドルトムント側には為す術はなく主導権はハーランド側にある状況だ。