2022/07/19

ドルトムント、ここ数日で見てとれた課題と今後への教訓


 サッカーの世界では、時に残酷なことも起こりうるもの。「月曜日までは本当に順調な1週間を過ごしていたんだ」と、セバスチャン・ハーラーの病気判明の翌日に語ったエディン・テルジッチ監督は、「この知らせはショックだったね。」と述べ、「切り替えることは決して容易なことではない」ために昨日のテストマッチまでには選手たちに伝えなかったことも明かしている。そして「セバスチャンと彼の家族を応援しているよ」とエールを送った。
 特にハーラーに対しては今夏に移籍したハーランドの穴埋め役として大きな期待がかかっていたものの、あまりそのことを考え過ぎるのではなく「今はまず何より大切なことは、彼自身が再び健康を取り戻すことにある」と強調、今回のことしかり、コロナ禍も決しておさまっているわけではない事も含め、「あらゆる準備を進めていく」と指揮官。若手の積極登用、特に来季いっぱいまでの契約を残し去就が注目されていた、ユスファ・ムココに脚光があたることだろう。ハーラーの離脱期間はまだ不透明であり、またドルトムントには更なる投資を行う余裕は経済的にないことから、出場機会の増加が見込まれるのだ。
 ただハーラーの穴埋め策に関わらず、ドルトムントには課題がまだまだある。バレンシアとのテストマッチでは失点につながる守備のミス、特に後半で見られた前線でのペースの不足、新加入をはじめとする不慣れな選手たちの連携など、「時間がない」「いきなり良さを発揮できるものでもない」との言葉をテルジッチ監督が続けることも頷ける。ただ前回の就任時でも重視した「高い位置でのボール奪取率」については「前半で特によかったし、奪いたいところに相手を追い込んでいた」ことを評価。ただ総じて50/50の場面では相手が「一歩早くでアグレッシブだった」ことが多々あり、「学ばなくてはならない」と要求。「これからの取り組みに向けて多くのものを与えてくれた」「意義ある」試合になった。
 

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