2022/7/25

ドルトムント:1年半前に膝を破壊されたモリーが復帰間近

 およそ15ヶ月前にみせたその光景は、今も関係者の間では恐怖とともに記憶されているところ。ドイツ杯準決勝ホルスタイン・キール戦にてマテュー・モリーの絶叫がスタジアム内に響き渡り、その後の診断の結果で右膝のありとあらゆる部分が破壊されていたことが明らかとなったのだ。それでも若きスペイン人サイドバックは幾度となく続いた手術を乗り越え、そしていま再び実践の舞台へとカムバックを果たそうとしている。

 いまピッチ上で満面の笑みをみせるその姿は、それゆえあの場面を目撃した人たちはもとより、全ての人たちにとって実に喜ばしい光景なのだ。スイスで行われたサマーキャンプではすでにフルメニューに参加。テストマッチでの出場こそ見合わせたものの、クラブ公式にて「ピッチで同僚らと過ごせるひとときを満喫している。復帰はとても嬉しいし、贈り物とも感じられるものだ」とコメント。「膝も完璧な感じ。いいフィーリングだよ」と自信をのぞかせた。

 あれほどの負傷からのこの見事な復活劇からも、モリーのプロフェッショナルさが伺い知れるというものである。心身ともに決着をつけたモリーは、当時の負傷した光景を自らの目で振り返ることさえできるという。「これを見れば、どれほどそこから歩みを進めてきたかと感じられるよ。僕は決して前向きさを失わないように努めてきたし、それがこの旅における重要な要素となった。マイナス思考だといろんな事が複雑になってしまう」

 むしろモリーはこの負傷の経験が、これからのキャリアにとって大切な何かにつながるかもしれないとさえ考えており、「メンタル的には間違いなく逞しくなったし、いろんなことを学ぶことができたよ。数ヶ月後にはピッチの上で、プレーとしてさらに逞しくなったところをみてもらえるはずだ」と意気込みを見せている。「ただその感覚を取り戻していくには時間がかかるだろうけどね、1年もブランクがあるわけだから」
 

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