2022/7/28

ワグナー氏「バイエルンのCB陣より、ドルトムントが上」

 果たしてバイエルン・ミュンヘンはこの夏の移籍市場において、どれほどまで強化を果たすことができただろうか?今シーズンDAZNにて解説を務めるミヒャエル・バラック氏、そしてサンドロ・ワグナー氏はともに当然ながら古巣を注視しているものの、クラブ首脳陣から聞かれる声とは対照的にある種のトーンダウンが見てとることができた。

 基本的にワグナー氏は有力な選手を獲得することで、「新しい定位置争いが生じて、また違うチームスピリットが生み出されること」自体には歓迎しており、例えばマズラウイの獲得については「素晴らしいものだ」と評価。とりわけベンジャマン・パヴァールが務めていた右サイドバックではオフェンス面での推進力の不足が見て取れていたためである。なおサディオ・マネについては、「当然ながら大物選手でブンデスリーガにとっても素晴らしい選手だが、ただバイエルンではドリブラーのニーズはそこまで高かったわけではなかった。それでもレヴァンドフスキの移籍でシステムを変えようと思うのであれば理にかなっているとは言えるかもしれない」との見方を示した。

 つまりは「それぞれの移籍をチェックした際に、果たしてそれにどれほどの意味があるかもまた見なくてはならないよ」とワグナー氏は強調しており、例えば「ニクラス・ズーレがいたにも関わらず、果たして約7000万ユーロを投じてまでデ・リフトを獲得する意味はあったのか?仮にサラリー面がもう少し改善されていれば残留しただろうという話を鵜呑みにするなだけど」と述べている。ただキッカーが得た情報によればズーレは、クラブ首脳との最初の会談からドルトムントへの移籍希望を強く伝えていたようではあるのだが・・・。

 バラック氏もまたクラブ史上最高額で獲得したリュカ・エルナンデスとともに、高額なセンターバックコンビを形成することになるオランダ代表選手の獲得に疑問の声を投げかけており、そもそも「ユベントスでも賛否両論わかれていた選手だったんだ。パフォーマンスという点においては、まだワールドクラスのレッテルをはるまでには行かない。そこには私は慎重でありたい」と説明。ワグナー氏は「セリエAの知り合いに尋ねてもその評価はあまり芳しくはない。代役としてトリノでのライバルからブレーメルを獲得しており、彼の移籍では誰も悲しんではいないだろう。ただ外からみるだけでは、なぜうまくいかなかったかの判断は難しいけどね」と言葉を続けた。

 逆にニクラス・ズーレを獲得した、この夏のボルシア・ドルトムントの移籍市場の動きについては、ワグナー氏は大いに評価しており「シュロッターベック、ズーレ、フメルスという、ブンデスリーガ最高のセンターバックトリオを形成した。私からみればデ・リフト、エルナンデス、ウパメカノを上回るものだとみている」と「センセーショナルな移籍」に賛辞。加えて「ハーラーが長期離脱を避けられ今季ベストメンバーで臨めればだけど、ドルトムントは危険な存在になるこは絶対に可能だよ。仮にハーランド1人と、アデイェミとハーラーを得られるならどちらを選ぶ?と問われれば、私ならば即座に後者を選択することだろう」と付け加えた。
   

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