2022/08/15

ドルトムントが誇る18歳の「ゲームチェンジャー」、ジェイミー・バイノー=ギッテンス。

©︎picture alliance : GES:Helge Prang

 金曜日に開催されたSCフライブルク戦は、まさにジェイミー・バイノー=ギッテンスのためにあった試合といっても、過言ではないだろう。これまでおそらく、ドルトムントファン以外ではあまり知られていなかった若き才能は、1点を追いかける終盤に貴重な同点弾をマーク、さらに逆転弾をアシストするなど敵地での逆転勝利を演出してみせたのである。

 試合後テルジッチ監督は、後半64分での投入について「ジェイミーのクオリティを考えての判断だ。前半はバックラインに長く張り付くような、鎖の間のスペースが何度か見受けられており、ジェイミーはファーストコンタクトで状況を打開してゲームを加速させることができる選手。それを期待していたし、とてもよく試合を盛り上げ多くの攻撃のいいアクションに絡んでいたね」と述べ、「基本的に非常にシンプルで、試合を決める能力を持っている」と「ゲームチェンジャー」という言葉で称賛した。

 また投入前に監督と長く話し合い、そのなかでは「爪痕を残してこい」といって送られたというバイノー=ギッテンスは、改めて「監督が僕に期待を寄せてくれている、それはとっても大きな意味のあることだ」と強調。とりわけ2年前にイングランドからドイツに渡るも、コロナ禍の影響や負傷などによりなかなかドルトムントでの足場を固められなかった経験。そして昨季ではユースリーグ5試合で6得点をあげて8強入りに貢献、シーズン終盤にはブンデスリーガデビューも果たし、この夏にはイングランドU19代表として欧州選手権で優勝も果たしたことなど、その自信は裏付けに基づいたものだといえる。

 ジェイドン・サンチョのような若手時代を踏み、加入当初より高い評価を受けていたバイノー=ギッテンスのもつ才能は、相手に向かって高速に立ち向かいそして抜き去っていくドリブル力、そしてそれをブンデスの舞台でも物おじすることなく行える勇気など、他の選手ではあまり持ち合わせていないもの。そして今回の結果が更なる確信へとつながることだろう。「昨晩は一睡もできなかったんだ」と笑顔をみせたバイノー=ギッテンス。

 同じイングランド出身で「僕の息子」と呼ぶ1歳年上のジュード・ベリンガムのサポートも大きな力だ。「彼は本当に素晴らしい選手だよね」とコメント。すでにイングランド代表としてプレーする兄貴分の姿に「憧れているし、彼の真似をしているんだ」と語った。一方で今回活躍をみせたムココと共に将来を大いに嘱望されるティーンエイジャーとの契約は最終年度に入っているが、ただおそらくはそう遠くないうちに延長の知らせが届くことだろう。

ドルトムントの若手選手に、スイス1部から関心

 その一方でボルシア・ドルトムントに所属する若手選手、ブラッドリー・フィンクに対して、スイス1部のFCチューリヒ、そしてFCバーゼルからの関心が寄せられているようだ。交渉は継続中となっているようで、数日以内には決着をみる見通し。なお19歳の期待の若きアタッカーは、スイスへの移籍に前向きだという。

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