2022/08/28

ドルトムント:ヘルタ戦で見えた課題と収穫

©︎IMAGO/MIS

 勝利後の試合終了の笛の音からしばらく時間が経ったにも関わらず、ボルシア・ドルトムントのジュード・ベリングハムには4度に渡り、チャンスをものにできなかった事へのもどかしさが見受けられた。「かなりの得点チャンスが僕たちにはあったんだ」と語った同選手は、「僕だけで50はあったんじゃないか」と表現しつつ、「またあまり良いプレーを、本来の僕たちを見せられなかったよ。でも自分たちのクオリティをみせられたシーンもいくつかはあった」と回顧。「何より重要なことは、勝ち点3を手にしたことだ」と言葉を続けた。

 特に前回のブレーメン戦にてドルトムントは、あまりに受け身に構えすぎた結果で、終了間際に3失点を喫し昇格組に逆転負け。今回のベルリンでの試合では粘り強さをみせ、ポゼッションサッカーを展開し無失点試合を果たしてはいるものの、ただその影でグレゴール・コーベルの奮闘があったこともまた否めない。「先週に比べてパフォーマンスを向上させることが重要だった」と語ったテルジッチ監督。「それを我々はできたと思う。ポゼッションやゴール前での守備など改善点は多く見られた」

 ただそれでも「試合を決定づけることはできず、勝ちはしたも決定力不足の話になってしまうよ。明確なチャンスがありながらプレーが荒く、最後までオープンな展開になってしまったんだ。ピッチがかなりワイドになってヘルタを生かしてしまったよ。特にこれから迎える過密日程を考えれば、ロスタイムまでアクセルを踏み続けるのではなく、あとの方はエネルギーを蓄えていくこともまた重要になってくるんだ。最後まで勝利のために戦い続けなくてはならないということにならないよう、もっと早く試合を決めたかったところだね」

 その一方で今回テルジッチ監督は、ベルリンでの試合からもう1つ、ポジティブな材料を得たのではないだろうか。今シーズンのボルシア・ドルトムントはここまで、マークしてきた10得点のその全てが異なる10人によって決められており、それは昨シーズンで10得点に到達したとき、その実に半数をエルリング・ハーランドが決めていたことからも、相手にとっては予想のつきにくい得点への脅威を与えているということにはなる。

ボルシア・ドルトムント ボルシア・ドルトムントの最新ニュース