2022/09/15

手応え十分のパフォーマンスも、ハーランドの牙城は高過ぎたドルトムント

©️IMAGO/PA Images

 フメルスが、ズーレ、が、そしてシュロッタベックが疾走して足を出し、体を張り、マンチェスター・シティを相手に力の限りの奮闘をみせてなお、エルリング・ハーランドを止めることは不可能であると思い知らされることになる。同点で迎えた86分にカンセロからのクロスへ高く舞い上がったノルウェー代表は、そのままカンフースタイルでゴールネットへと押し込み、名曲「ワンダーウォール」と共に大観衆を魅了した。「あれができる選手は世界でもそういない」と直近の古巣指揮官をも唸らせるゴールは、今後も語り継がれるゴールとなることだろう。いまやスター軍団のマンチェスター・シティを、さらにもう一回り進化へと導く存在だ。「ああいうゴールで我々もまた恩恵を受けてきたのだしね」

 とはいえ水曜夜のドルトムントはそのマンチェスター・シティを相手にして、アウェイ戦での勝利まであと一歩のところにまで迫っており、確かにポストに救われた部分もあったが、ベリンガムによる先制弾からのリードは試合展開に見合ったものだったとも言えるだろう。「あの前半ほどに創造性に乏しかったマンチェスターCは見たことがない」とケールSDが振り返った最初の45分を経て、グアルディオラ監督はフォーデンとシルバを投入して、デ・ブライネとシルバをサイドに配置。そして後半80分にロイスとエズカンがストーンズを攻めあぐねた所、「確かに難しいシュート」だが「通常ならアレックスは止めている」同点弾が遂にドルトムントのゴールへと突き刺さる。更に昨季までブンデス2部にいたベテランGKを、前述のハーランドがみせた目が覚めるようなゴールが襲いかかったのだ。

 ベリンガムが下がり過ぎたために、この時にギャップを埋めきれなかったエムレ・ジャンは「僕たちはかなり良いプレーをみせてはいたと思うけど、おそらく世界最高のクラブであろうマンチェスター・シティに対しては、95分間にわたって完全に集中しなくてはいけないんだ。いくら疲れていようが苦しかろうが、あまりボールを持てなくても最後までね」とコメント。ただ今季初先発でドルトムント移籍以来トップパフォーマンスをみせたドイツ代表DFは、「今回の試合のように力の限りを尽くして戦うなら、ほとんどの試合では勝利をおさめられるはずさ」と前向きさを強調した。確かにこの日みせたパフォーマンスは、ここ2年間でみせたどのパフォーマンスよりも格段に良いものだっった。記録では公式戦2連敗でも、土曜のシャルケとのレヴィアダービーに向け「胸を張って臨める」ものだろう。そう語ったケールSDは改めて、「このパフォーマンスは土曜日でも同じように見せていかなくてはならない」と選手たちに要求した。

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