2022/09/26
「自信」と「楽しさ」を求めるドイツ代表。イングランド戦はムシアラら若手起用か
今回ウェンブレイにて行われるイングランド代表との伝統の一戦では、特に順位表には関係しない1つの消化試合となってしまった。そこには30人ほどのジャーナリストと5台のカメラのみが向けられており、ハンジ・フリック代表監督はそこで「我々は挽回していかなくてはならないところがある。そこをぜひともピッチ上でみせていきたい」と語った。
先日は母国のライプツィヒにて、ハンガリー代表に予想外の敗戦を喫したことにより、大きな失望を与えたファンへ「ここで勝利をおさめるということは、ポジティブな雰囲気を作り出し、チームに自信をもたせるという点でも、根本的に重要なものだ」と言葉を続ける。就任以来初となる敗戦直後には少し肩を落とした様子の指揮官だったが、2日間の休養をとって課題点の洗い出しなどすでに整理はついているようだった。
そこで最も重要なことはこれまで歩んできた道が誤りではないこと、そしてチームに対する信頼が今回の敗戦になんら影を落としてはいないことの再確認という点であり、「そういうことが起こっては決していけないものだ。そして私は全幅の信頼をチームに対して寄せている」と断言する。そしてハンガリー代表戦での教訓については「自信」という言葉は20分の会見で最も多く使われたように、「いかに選手に自信を持たせて、それを育んでいくかということ。それが昨日、そして今日の課題であった」という。
そして「世界で最も美しいスタジアムの1つ」で、ライプツィヒではみせられなかった「確信」をもったプレーをみたい、やるべきことを理解し楽しんでプレーする様子をみたいと考えている。そこでは若武者ジャマル・ムシアラの先発起用が明言されており、またニコ・シュロッターベックも出場停止のリュディガーに代わり起用される見通し。またヴェルナーに代わりカイ・ハヴェルツが起用される可能性もあるだろう。若い力がその期待にいかに応えられるか。また久々にロビン・ゴセンスが不調のダヴィド・ラウムにプレーするかもしれない。