2022/10/06

ドルトムント:十代の若武者と、三十路のサブGKが支えた勝利

©️IMAGO/Eibner

 ボルシア・ドルトムントのファンたちは、水曜夜に開催されたチャンピオンズリーグ第3戦セビージャFC戦終了後、相手指揮官ロペテギ監督を称えるホームの観衆の歓声を、しばし待たなくてはならなかった。これは4−1での勝利後としては少し奇妙な光景ではあるが、ただ戦前より同氏の解任はこの試合の結果に関わらず既に確定的となっていたためである。

 改めて試合後、ジュード・ベリンガムは「今回のプレーこそ、僕たちがみせたかったリアクションだ」と振り返った。この日はマルコ・ロイス、そしてマッツ・フメルス不在という中で、引き続きキャプテンマークをつけチームを牽引したティーンエイジャーは、守備面では常にスペースをカバーし、攻撃では起点となる好パフォーマンスで、この日のマン・オブ・ザ・マッチに選出する活躍を披露。

 また今回の代役を務めたGKアレクサンダー・マイヤーが幾度となく好セーブをみせ、さらにモデストの代わりに起用されたユスファ・ムココは、2アシストをマークしたのみならず、フィジカル面でのハンデをものともせずに勇猛果敢に守備にも勤しんでおり、その姿はテルジッチ監督から「本当に良いプレーだった」と満足感を与えるもの。チーム全体としても、後半立ち上がりに失点するという悪癖はみられたが、それでも崩されることなく勝ち点3確保に成功した。

 とりわけ週末のケルン戦を思えば後半序盤にみせた不安定さは嫌な予感をさせるものであり、またセビージャも8度というドルトムントと大差ない得点チャンスを得るなど、苦しい戦いを強いられることに。ただ今回は対照的にリードを保ちつづけ、ムココによるだめ押し弾のお膳立てなど、勝利を決定づけるパフォーマンスは「これからバイエルンとの決戦を前に良い結果、条件となったよ」とケールSDも目を細める。

 ただそれでも「今日は全てがうまくいったというわけでもないんだ」と言葉を続けており、時に運に恵まれ、GKに救われた点なども指摘。ブンデス10連覇中の王者との対戦では「もっと良いプレーをみせないといけないんだ」と警鐘を鳴らした。なおこの試合では守護神コーベルに加え、主将ロイス、副主将フメルスらの復帰も期待できるだろう。いずれにせよ金曜日の最終調整にて確認することになる。

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