2023/06/01
2022/10/10
リヨン、ペーター・ボシュ監督解任。後任はローラン・ブラン監督
フランス1部リーグ・アンでは、オリンピック・リヨンのペーター・ボシュ監督が解任となり、後任として元フランス代表監督、ローラン・ブラン氏が就任することが明らかとなった。これは日曜夕方にクラブ側より発表されたものであり、56歳の新指揮官とは2024年までの2年契約を締結。
2007年よりブラン監督はジロンダン・ボルドーにて監督としてのキャリアをスタートさせると、2010年にはフランス代表監督へと就任。2年間任期を務めた後、2013年からは2016年まで、パリ・サンジェルマンにて指揮をとっており、2020年から今年はじめまではカタールのアル・ラーヤンの監督を務めていた。
一方のボシュ監督は2021年夏よりリヨンの監督へと就任するも、出だしから苦戦を強いられ最終的に8位でフィニッシュ。それでもジャン・ミシェル・オーラス会長は多くの批判の声にも支持を強調し続けていたが、金曜夜の昇格組トゥールーズとの痛み分けが最後の試合に。クラブ側はここまでのシーズンを「期待や目標をはるかに下回るもの」と評している。
リヨンはここまでリーグ戦10試合を消化して9位に沈んでおり、この夏からはアメリカの大富豪ジョン・テクスター氏が株式の過半数を保有するなど、その期待値の高さを踏まえればあまりに物足りない成績だ。とりわけテクスター氏は加入当初からフランスの覇権争いを口にするほどの野心的な意思を示しており、それに向けて今回は元フランス代表監督というビッグネームを迎え入れたことになる。