スカパー!
2022/10/10
カーン代表、ベリンガムはOKで「コマンは退場?」アイテキン氏が即座に説明

©️IMAGO/ActionPictures
土曜夜に行われたドイツ頂上決戦では、ボルシア・ドルトムントのジュード・ベリンガムが試合終了の笛の音を聞けたのに対して、キングスレイ・コマンはそれができなかった。前半終了間際にアルフォンソ・デイヴィースの頭部を蹴り上げたにも関わらず、デニス・アイテキン主審はこの試合2度目となる警告の提示を躊躇した一方で、フランス代表MFは最終的に2枚目の警告を受け退場処分を受けることになったのだ。
試合後アイテキン審判員は、ベリンガムのプレーについて「イエローカードの可能性について」言及しつつ、ただ「我々審判員は常に、ある種の共感と状況に対する感覚を持つことが求められる」として、裁量権について強調。それと同時にバイエルン側の批判の声にも耳を傾けており、「共感部分が強すぎたかもしれない」との説明も行っている。
そしてバイエルンのオリヴァー・カーン代表は、この試合の翌日にツイッターにて、「キングスレイ・コマンに警告を出したとき、デニス・アイテキン審判員の共感はどこにあったのだろうか?」と疑問を投げかけているが、ただこれについてはアイテキン審判員が即座に自身の立場を明確にした。
これは後半77分にキングスレイ・コマンが、背後からカリム・アデイェミに抱きついたために退場処分を受けたものであり、TV番組『Sport1-Doppelpass』にて「ここでの目的はただ1つ。止めることのみにある」として、「あまりに明確なものだ」と共感の範疇ではないことを指摘。むしろベリンガムのファウルは決して意図していない「不幸な状況」であったとしている。