2022/10/13
「6日間で3試合」疲労と戦うドルトムント、週末は首位ウニオン戦

©️picture alliance/dpa
最終的には1−1と痛み分けに終わった、火曜夜のチャンピオンズリーグGL第4戦セビージャFC戦。確かに相手が勝ち点1の確保を目指したという点があるとはいえ、試合終盤では明らかにボルシア・ドルトムント選手たちの力が尽きていく様子が見てとれた。実際にティーンエイジャーのジュード・ベリンガムが「疲れた」ともらしていたように、開幕以来ここまで16試合に出場しており、うち2試合はイングランド代表としてプレー。昨季もドルトムントで43試合に出場しているマラソンマンも、この試合では何度も両手を横に置き深呼吸をする姿が見受けられていた。
さらにこれは疲労によるものもあったかは定かではないが、明らかな苛立ちをみせてチームメイトらに身振り手振り、時には主審に苦言を呈す場面も。いずれにしても心身ともに休養をとれるにこしたことはないはずだ。だが今冬にワールドカップ開催による過密日程、そしてドルトムントのチーム事情がなかなかそれを許さない。大きな入れ替えはまだ難しく「6日間で3試合をしているのだから、フレッシュさに欠けていても不思議ではないさ」と、エディン・テルジッチ監督はコメント。「でもこれは言い訳にはしてはいけなけどね」とも強調する。
これから次のリーグ戦、首位ウニオン・ベルリン戦までには、まだ4日間の時間がある。水曜日にはブンデス2部ハノーファーとのドイツ杯2回戦が控えており、その後の土曜には監督交代劇がおこったVfBシュトゥットガルトと対戦。それからマンチェスター・シティ、アイントラハト・フランクフルト、FCコペンハーゲン、VfLボーフム、VfLヴォルフスブルク、ボルシア・メンヒェングラードバッハと、4週間のうちに対戦するのだ。ユリアン・ブラントは「個人的には結構回復できているとは思うけど、でも何人かの選手は限界まで尽くして頑張っているのがわかる」とコメント。これからワールドカップまでいかに管理して起用できるかも大きな課題だ。