2022/10/21

ハノーファー戦でも露呈した、ドルトムントの問題点

©️IMAGO/RHR-Foto

 確かにボルシア・ドルトムントはドイツ杯16強入りを果たすことができた。だがブンデス2部ハノーファー96を相手にして、グレゴール・コーべルの好セーブや、ユスファ・ムココの活躍、そして途中から出場して試合を決定づけたジュード・ベリンガムがいなければ、おそらく今回も早々にこの大会からの敗退を喫していたことであろう。

 実際に試合後にはエディン・テルジッチ監督の表情から、明らかな不満の色を見てとることができた。「かなり話し合いを重ねているのだが・・・」そう振り返った指揮官は「それでもこういうことも起きてしまうものだ」と言葉を続けている。

 いったい何故ハノーファーが多くのチャンスをつかむことになったのか。それは相手のドルトムント対策が功を奏していたとテルジッチ監督は指摘。「相手のCBがドリブルで中央突破をしてくるのに、それを我々が捉えきれなかったことが多くのチャンスにつながった原因だろう。本来ポゼッションではできるだけデュエルを避けてワイドに構えておきたいのだが、逆でプレーし始めてしまったのだから相手を乗せても仕方がないというものだよ」

 ドルトムントの戦いぶりにおいて、しばしば見受けられるこの奇妙な無気力さ、そして決してより良い判断とはいえないプレーなどは、前任者の監督たちもなかなか解決できなかったテーマだ。「選手自身が、それを自分たちの力で止めたい、そういう内発的なモチベーションをもつ必要があるだろう。だがそこに立ち向かっていけないのは寂しいし、なかなかそこから学ぶことができていない」

 今回の試合でも改めて浮き彫りとなった、ドルトムントの悪癖。間も無くして迎える冬季中断期間までにテルジッチ監督としては、なんとしても成功を危険にさらさぬようこの過失に終止符を打つことが求められる。少なくともドイツ杯では越冬に成功、またチャンピオンズリーグでは順調な戦いをみせてはいるのだが、ただリーグ戦では上位に食い込むため、シュトゥットガルト戦ではなんとしても結果を残したい。

ボルシア・ドルトムント ボルシア・ドルトムントの最新ニュース