2022/11/21
ドイツ代表:ズーレ「誰も韓国戦やメキシコ戦を意識していない」

©️IMAGO/Avanti
ドイツ代表の守護神マヌエル・ノイアーは、そのプレースタイルを攻撃的と解釈されがちではあるが、あくまで自陣における守備を最優先事項としており、それは月曜発売のkicker誌とのインタビューの中でも改めて、ディフェンスワークの重要性を説く形で強調されている。そしてそれはノイアーだけではなくニクラス・ズーレにとっても同様であり、本職のセンターバックや右SBでも起用が見込まれるボルシア・ドルトムントのDFは、「最高のパフォーマンスができるように、最短時間でプロセスを鍛錬していき、話し合いを重ね続けていかなくてはならない」とコメント。「カウンターを受けた時の守備などは、まさにその重要な部分の1つだ」と語った。「過去にそれで何度か問題を起こしているし、攻撃的に考え得点を目指すにしても決して起きてはいけないことなんだ」
そこでズーレとしては今回大きく貢献していきたいところ。前回大会のロシアW杯では韓国代表戦のみで起用されるなど脇役に甘んじたが、「今回の2度目のワールドカップ。ハンジ・フリック監督とは良い交流ができているし、最高の舞台で最高の成功をおさめるための責務を果たしていきたい」と意気込みをみせる。「でもそれは口で言うだけではいけない。僕たちはうまくできなかったことが何度もあるのだから」つまりはユーロ2020やロシアW杯での戦いである。特にロシアW杯では初戦のメキシコ代表戦を落としたが、いまは特にそれを意識しすぎることはなく「変化の早い世界にいるんだ。成功や失敗について話すような時間はあまりない。もう昨日のことは関係ないんだ」と述べ、「誰も韓国戦やメキシコ戦のことを考えていない。今は全く違うチームだし、ネガティブ思考は適切ではないよ。」と語った。