2023/01/24

ピシュチェクと同じ道を辿ってドルトムントにきた、リエルソン「プレッシャーです(笑」

©️IMAGO/Kirchner-Media

 25才でベルリンから加入し、そしてドルトムントで背番号26を身につけた、右サイドバックの選手。これはボルシア・ドルトムントのレジェンド、ウカシュ・ピシュチェクのキャリアに道筋であるのだが、これと同じ道を歩んできたのがヘルタではなくウニオン・ベルリンから、背番号26を手にしてドルトムントの右サイドバックの定位置争いに加わった、ユリアン・リエルソンである。「そういう話をされるとプレッシャーになりますよ」と笑いながら語った同選手は、「でもそんなにたくさんの選択肢はなかったものだから」と返答。それ以前は6だったことを踏まえて、今回は26を選択したという。そしてさっそくそのデビュー戦となった週末のFCアウグスブルク戦では、チーム内最長となる総走行距離をマークしする12キロを走破。

 パス成功率は80%、対人戦勝利は67%、タッチ数は94と立派な数字が並ぶが、ただ2−2とされた場面ではオフサイドの判断を見誤り、またデミロヴィッチのハーフハイのロブがラインを割る前にクリアできなかったことについては、「ボールをコントロールできると思ったのだけど。」と悔しさを滲ませたリエルソン。試合全体については「2失点はしていたけど、前半で試合を決められるくらいの戦いをみせていた。チャンスはあったしボールも走らせていたし、あとはもっと得点を決めないと。それに失点もあまりに安易だった」と総括した。「ただ名物であるこの『黄色い壁』の前でプレーできたことは素晴らしい気持ちでたのしかったです。試合中も何度か目を向けていました」

テルジッチ監督「彼に期待するのはこれまでみせてきたもの」

 テルジッチ監督は「ユリアンはこのクラブにとって重要な価値観をうまく体現している選手なんだ。素晴らしい姿勢をもった取り組みを見せている」とDAZNに対して述べており、「ノルウェー代表でもウニオンでも常に最高のフィットを保ち、とても受容的な印象を残していたのだが、それを改めて今回も見て取れることができたよ」と評価。「彼に期待するものは、今季すでに彼がみせてきたもの。安定感という点については、守備面においてプラスに働くし、対人戦では相手に懸命にくらいつき、クロスをブロックしたり防いだりして、逆に自らのクロスで前線に供給することだって可能だ」と付け加えている。

シュロッターベック「前線と後方のクオリティの違い」

 その一方でこの試合については、リエルソンと同調し失点にもかかわらず「とてもいい前半だった」と総括。実際にミスに絡んだニコ・シュロッターベックが、その後オフェンス面で奮起するなど挽回点について評価しながら、ただ後半は「アウグスブルクはリスクをかけて強いプレッシャーをかけてきたね。そしていつは十分な積極性がなく、特にオフ・ザ・ボールで欠けていた。ポジティブな点は反撃をして4得点を挙げられたことだね」と説明。そのシュロッターベックも「試合全体と言葉にするのはすごく難しいものだよ」と述べ、勝ち点と結果には安堵しつつもハイスコアな試合展開は「前線にある高いクオリティと、後方にあるクオリティの低さ」が要因だとした。「課題は山積みだし分析していかないと」

冬季合宿から取り組んてきた成果

 だがドルトムントにとって「最大の課題点」としてあがっていたセットプレーによる決定力不足という点では、この試合は確かに光明が見えていた。そのシュロッターベックによって勝ち越し点が決められると、その2分後にはフメルスが同様にあわやという場面を見せており、テルジッチ監督は冬季期間で取り組んできたここまでの傾向に満足感を示した。「テストマッチでも週末の試合でも、コーナーキックがより危険になっているね」これによってブンデス最低となっていたセットプレーからの得点率12%が14%にまで上昇。手応えは感じて入るが「まだまだ」と指揮官。「目指すところまではきていない」と意気込みをみせた。

相手指揮官からはリエルソンとフメルスに苦言

 ただ一方で相手のFCアウグスブルクの指揮官、元ドルトムントのエンリコ・マーセン監督からは、そのリエルソンのプレースタイルに苦言が呈された。同じく今冬に加入したイルヴィン・カルドナに対して、前半32分にリエルソンが足を踏みつけて「縫合しなくてはなっらなかった」とコメント。さらにそれ以前にもそのカルドナが代わりに出場することになった、ルーベン・バルガスによるマッツ・フメルスの「厄介なファウルのせい」で負傷交代を余儀なくされており、現時点ではまだ両選手の詳しい状態については明らかになっていない。

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