2023/02/28

ハーランドの穴埋めを全員サッカーで埋める、ボルシア・ドルトムント

©︎IMAGO/Passion2Press

 この夏にボルシア・ドルトムントでは、エルリング・ハーランドがマンチェスター・シティへと移籍。それからそのハーランドがプレミアリーグの舞台でも得点を量産していく一方で、ボルシア・ドルトムントではむしろ1年前の同時期と比べて3分の1減となる25得点のみ。順位表でも6位と振るわないまま年越しを迎えることになった。

 しかしながら年明けからはリーグ戦7連勝をマーク。そのなかで既に20得点を上乗せし、いまやブンデス全体2番目の総得点数を記録。得失点差では昨季の同時期と比較しても3差(21→18)にまで迫り、勝ち点数に至っては46と全く同数にまで並んでいる。

 その中でも特に輝きを解き放っているのがユリアン・ブラントであり、4試合連続ゴールは19歳の時に10代の選手としての連続得点記録(ゲルト・ミュラー氏とタイ)の6試合連続以来となる好調ぶり。しかしながらCLやドイツ杯含む9試合での23得点の内訳ではブラントを筆頭に11人もの選手が得点中。

 アシストも5アシストのラファエル・ゲレイロやベリンガム(3)、アデイェミとシュロッターベック(2)、さらにベンチからの得点に目を向けてもレイナ(3)、バイノー=ギッテンス(2)と分配がなされ、まさにこの攻撃の幅こそ後半戦でのV字転換における原動力となっているところ。加えて長年の課題であったセットプレーでの得点力向上も、ハーランド不在の穴埋めの一躍を担っている。

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