2023/03/01

ドルトムントのマリウス・ヴォルフ、昨年末に心臓の手術を受けたことを明かす

©︎IMAGO/foto2press

 ボルシア・ドルトムントのマリウス・ヴォルフは、昨年末に心臓の手術を受けていたことを明らかにした。確かにボルシア・ドルトムントでは11月はじめに、それまでリーグ戦12試合中10試合に出場していたマリウス・ヴォルフが、「平衡器官への感染症」への問題を改善するために離脱することを明らかにしていたが、実はこの当時に心臓への手術を受けていたようで、このことを知っていたのはごく少数のみだったという。

 「心房細動を患っていたんだ」と27歳のオールラウンダーは、地元紙ルール・ナハリヒテンとのトークの中でコメント。「心拍数が正常ではなく、それははっきりと自覚できるものだったんだ。最初はいったい何なのかよくわからなく、気分がわるくて違和感も覚えたものだよ。眠れない夜を過ごした。自宅のベッドで横たわりながら不安に駆られ続けていたよ。もうそれは言葉で表現できるものではない。自分の知らない何かがそこにうごいている、そんな不快感だったね」と言葉を続けrている。

 ヴォルフによれば診断結果を受けてから手術までわずか3日間の流れだったようで、「健診にいったら、もう手術をしなくてはいけないといわれたんだ。ただ特別なものではなく、医師からはうまくいくとはいわれたけど、それでも手術を受ける箇所は心臓なんだよ。」と説明。キャリアの続行への不安があったことも「そうだね。手術を受ける前は、そういう気持ちはあったと思う。でもそういうことさえ考えるような余裕もなかったよ、とにかく僕としては回復を果たしたい。その一心でしかなかった」と語った。

 ただ医師の言葉通りに順調な回復をみせたヴォルフは、わずか10日後にはランニングを再開。年明けからはトップチームでの練習にも参加することができ、後半戦初戦からメンバー入り。続く2戦目で終盤より起用されると、3試合目となったレヴァークーゼン戦では先発。1アシストをマークするオマケつきで85分までプレーし続けている。「ピッチの上ではサッカーに集中できているからね、他のことを考えるような余裕はなくて済むんだよ」とヴォルフ。「1ヶ月にわたって、血液をサラサラにする薬を飲み続けなくては行かず、チームスポーツも一切禁止されて個別調整を余儀なくされたけど、でも年明けからは薬の摂取も必要なくなり、なんでもできるようになったんだ」とも明かした。

ライプツィヒ戦で、交通機関がストライキ

 その一方でドルトムントのファンたちは週末に控える注目の一戦、RBライプツィヒ戦では苛立ちを抱えることになりそうだ。金曜夜に開催されるブンデスリーガ第23節に先駆けて、ドルトムントの交通機関であるDSW21社がこの日の午後3時半ころから土曜日の午前1時半までストライキを行うことを発表。8万人以上の観戦が見込まれるこの試合で、うち3万人ほどが地域鉄道などの交通機関を利用していることからも混雑は必至だ。

ドルトムントがファンに注意喚起

 ドルトムントではすべてのサポーターに早めにスタジアムに来るだけでなく、徒歩または自転車で来ることを勧めて「スタジアムを出るときは急がず、落ち着いて、待ち時間や滞在時間を長めにとり、個々の計画を立てるときは常に同伴する子供や若者と彼らの安全を考慮してください」と注意を促した。

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